ぽぽさん、退院おめでとう✨
ぽぽさん、退院しました。
予定を大幅に繰り上げて、2日で退院。
詳しくはパーマカルチャー研究所のブログでにのせています。
ぽぽさん、命がけの大手術でございました。
もし直らなければ、メーカーさんに泣きついてどうにか頭だけこの子で身体を修理してもらえませんかと、懇願してみようと(かなわないかもだけど、とりあえず必死で)思ってました。
けれども、ムスメの愛するぽぽさんは、病状がおもく、私が直してみる。
これしか方法はなかったから。
人生で五本指に入る覚悟。
この覚悟を決めるのに半年。
物ですら命があるかのように大事にする娘にとってぽぽさんを分解して終わってしまうわけには行かず、悩みましたね。
全身カビ臭いまま遊んでるのも気になったし。。
恐る恐る解体。
でも、解体を進めていくにつれ、部品を壊さずに解体できれば直る、っていう確信を得ておりました。
今まで無鉄砲にやってきたお風呂の壁と天井作り、棚づくりで得た工具のわずかな知識とけいけん。
のめり込んだお裁縫、片っ端から型紙試して仕立てた服とカバン、お人形から得た道具の使い方や知識。
こうして、手足を使って、自分で悩んで調べたことがこんな風に応用されていくんだって正直びっくりしています。
身体中全て分解して、思う存分石鹸で洗って干して、分解した古いものから型を取って縫い直した部品たち。
お風呂の壁だって嫌だけど必要に迫られてやってみた。
達成感だけを希望にどうにか乗り越えたのがホンネ。
でもね、やってみる!ってすごいこと。
そこから生まれた全てが、そこから得た全てが自分の力になってると身をもって知りました。
その全てがぽぽさんを直す、という作業と希望に役立った。
そしてムスメの心からの笑顔を見れた。
誰と比較することもできない、こんな、かけがいのない経験をできたことが宝物です。
そうしてここからまた自分を信じていく。
わたしが子孫に残したい豊かさはこれかもしれません。
自分で努力する。
自分で苦しむ。
自分でわくわくする。
自分で喜ぶ。
自分に喜ぶ。
自分の感情を、自分の人生を自分で味わう。
誰にも邪魔させずに、自分のペースで。
そうして自分を信じていきる。
そこには沢山の希望が詰まっているから。
素人ドクターですが、治療を終えて、ぽぽさんに笑顔が戻りました。
心配そうにぽぽさんにつきっきりだった娘に、「手術は無事終了です!よかった!」ってて渡したら「ぽぽちゃん、よかったね。ちょっぴり重くなったね!」と、満面の笑みと一緒にハグ。
ああ、わたしこのために生きてるのかも、とすら感じた愛しい笑顔。
この喜びをムスメはずっと忘れないでいてくれるだろうなって感じました。
そうしてムスメは私たちの元を巣立っていくのだろうな。
未来に残したい宝物ってこのことかもしれないって感じています。
この喜びを感じて生きた来たムスメがこれからを生きていくこと、そんな彼女はきっと外に世界に伝えて行けるメッセージもたくさん、胸に秘めているだろうと想像しています。
巣立っていくまでもう少し。
大切に時を過ごしていこうと思います。
このぽぽさんはもう私にとっても一生ものですね。
ぽぽさん、いつも娘と遊んでくれてありがとう。