身体で学んだことはすぐに次の行動につながっていく。
旦那さんが忙しいので、私はやろうかな、そう思って動き始めたいつもと違うこと、煙突掃除。
道具が壊れてた。
こんな小さなことなのに手がかかる。
まずはヘッドを取り替えなくちゃ。
はりがねをはずし手取り替えて固定。
ペンチの種類が違うとできないので、ペンチの違いを学んだ。
手がかかる暮らしなのは覚悟の上。
ぽぽちゃん手術以来想像できるようになった。
こんな小さなことの積み重ねが、自分ができないと思ってたことを可能にする力を培うんだと。
いざという時に応用されて役に立ってくるということを。
タイのジャングル暮らしで、村長さんがいっていたよ。
「この村の子供たちは自分の手足を使って経験するから、自分で考えていろんなことができるようになる。」
彼らは両親の仕事や生活を手伝ったり、刃物も握ったり、池で魚を取ってきて、自分たちで竹を割って料理もする。
誰かが高い木のフルーツが取れないっていっていたら、それぞれにアイデアを考えて、伝えるより我先に動いてしまう。
手足を使うことの底力を私は彼らを思い出して想う。
村長さんは都会でも暮らしてことのある人で、そんな彼は、机上の学びだけでは意味がない、といったけれど、本当にその通りだと、この日々を積み重ねて想う。
机上で学んだことは、考え始めると不安や面倒臭さで邪魔が入る。
身体で身につけたことはすっと動かさるのに、机上で学んだことは知識が邪魔をする。
それを知っておくといいと思う。
それとね、人は小さいうちほど身体で学ぶようだ。
小さい人に動きをコントロールしたくないなと思う。
あの動きの中には大きな可能性を秘めているから。
たくさん動け、沢山感じろ。
それが明日の自分を作る。
なりたい自分を作っていくのは、動ける力だ。
そう、自分に刻んでいます。