日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

ムスメは発明家の卵、笑。

 

何度か投稿した写真ですが、、、。

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ジャングルにいると、コップいっぱいの湯を沸かすのに火を起こさねばなりません。

 

それにね、日本ほど繊細に進化したライターは世界では当たり前ではなくて、薪に火をつけるのは時間もかかるので、チャイルドロックなんて付いてないし、着火部分も容易に溶けてオイルがたくさん残ってるのに使えなくなることもしばしば。

 

なので私たちはろうそくもセットで火を起こします。

キッチンにはライターとろうそく完備。

 

それは時々子供達のおもちゃにもなります。

偶然の産物。

洗濯用のタライに溜まった水にロウを落としてみたムスメ。

垂れたロウと水面の波が織りなすアート!

 

真剣に何かやってると思い見に行ったら、こんなステキな光景が広がっておりました。

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偶然は発明の母。

彼女のこの発見という経験は彼女の人生になって行くんだろうなって想像しています。

 

「火は危ないことから教える。」

と、ある育児本に書いてありました。

実際、ムスコの時は、ガスを使う前にそんな話をしました。

 

けれどもね、ムスメとジャングルからおそわったとても大事なこと。

 

火は人の暮らしを豊かにしてくれたものだから。

温かい食べ物を与え、暖を取らせてくれた、人の命を繋いでくれた大切なもの。

粗末に扱ったらバチが当たるよね、ってハッとした。

 

火が起きるということは、火の神様のおかげ。

火はありがたいものだから、大切に使わせてもらってるんだよ。

 

そんな思いを大人としてまずは伝えていきたい、って思いました。

一緒に使っていくうちに危ないことなんて何度も経験するでしょうから。

そう、経験者が一緒にやっていけばいいだけ。

 

火への敬意はきっと、自分も危ない思いをしないように、ましてや、他の人を傷つけるために使うものではないと、自ずと身に染み入っていくのだろうな、と思うので、わたしが伝えたいことを今見つけられてよかったな。

 

マナーや危険として、「単語で教える」のではなく、わたしの経験から、誰かの人生に染み入ってくれたら嬉しいなと願い、伝えて行く。

こうして伝わったことは、その人の人生の中で、その人の経験とミックスされて、大事なものだけが残って次世代に伝わっていくんじゃないかな、って想像しています。

 

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まだ便利じゃなかった頃はこうしてご飯を作るのが当たり前だったんだろうなと感じています。

一つ一つが大変なので手間は増えるけど、こうした暮らしからわいてくる、「ありがたい思い」はとても大きく、自分がどれだけの中でいかせてもらっているかをひしひしと感じることができます。

そこから学ぶことと、それを日常に活かせることの面白さ。

 

物質的な豊かさが好きな人と、これを楽しむ豊かさがすきな人と二極化しちゃうでしょうけれども、😆。

いまのわたしは、日常が進化していく面白さの方が好き!

 

そしてスイッチ一つでできることではないからこその偶然の産物がいくつも生まれてくることを知りました。

ロウの花に感動した子どもたちとわたし。

火があったことで心が震え、豊かな気持ちになった。

そして多分、発明の母。

ここからムスメは発明家になるかもしれません、笑笑!

でもね、本当に、この経験がさらにそれぞれの人生を深めてくれています。

 

便利さはありがたいけれど、若い身には経験泥棒な部分もあって勿体無いなとも思っています。

身体が動くうちは、自分で動く方が日常が面白くなる。

子どもたちはきっとなおさらで、おもちゃよりも日常の方がよっぽど面白いんだろうなあ。。

そんな視点をもらった火をおこしす暮らし。

 

「便利は当たり前じゃない」って、せっかく身体で知ったので生かしていこうと思いまーす✨ ワクワク、、😆。