日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

徒歩キャン第3弾、、、その二。

ここで2泊。
出会ったことお友達になって目一杯遊んで、一緒にお風呂の入ってまた遊んで、ありがとう、またね、って別れて。
いつも旅に出てはいろんな人と楽しい時間を過ごす。
今日はどんな人と会えるかなあっていいながら過ごす子どもたち。

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今日も帰りのバスに乗り継ぐギリギリまで一緒の時間を目一杯楽しんで、移動したよ。
おかげさまで撤収支度も慣れたもので、35リットルにバックパックにビシッと生活道具を収められるようになってね。
これで暮らせる身軽さと気楽さ。
徒歩キャンはお金もかなりかからないので、いい旅経験だなーっておもう。


今日はお友達に会いに行くことになったよ。
ついた先はまたまた無人駅。
駅を出て歩き始めたら、森のような公園に入る。
あまりにわかりずらい道なので、ナビを作ったら、目的地までの写真が、森と田んぼしかないらしい!!笑。

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栗の木のある公園でまだ緑の栗の実をサッカーボールにしていたら、これどうなってるのかみたいーって娘が一生懸命割ろうとしたけどできないので、オピネル ナイフ登場。
まだ若い身のトゲにちくちくされながら中を割ったら、まだ鬼皮のできていない綺麗な緑色の栗。

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可愛いねーなんて言いながら大事にポッケにしまうムスメ。
なんかいいよね、こう言うの。
自然の中はワクワクがいっぱいだ。


そうしてまた延々と歩き始める。
大きなジャングルのような森を過ぎて大きな川を渡って、田んぼの真ん中を歩いて小さな農道の中へ。


いつかやるなあって思っていたけど、本日ついに、まさかの農道でケータイの電池切れ迷子!!笑。

 


しかもウケることに、息子が大事に抱えてきた地図を見たらそこだけやぶけてる!!!!!笑。
なーぜー、笑。


まあ、人生を楽しくするためのシナリオってことで、笑。


救いなのは日が沈むまでまだ4時間はあるってことだけ、笑。


疲れて農道の隅で、「Nちゃーんどこ??」って叫ぶ、笑。
もちろん応答はナシ、笑。

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仕方ないから腰掛けて、溶けかけたキャンディ食べて休憩。
「なんかさー、テレビ番組みたいだよねえ。でもさ、テレビ番組だったら本当に路頭には迷わないよねえ、笑。」


っていうムスコ。
もう笑えてきて仕方なくて、コンビニもないし、公衆電話もないし、果てしないよねえ、ってヘラヘラ笑うことにしたんだよね。


もしかしたらこっちかもしれない、って言い始めたムスコの勘に任せつつ、ねえ、最悪はどうするー??って聞いてみたら、元来た道を戻って駅に向かうっていうので、5キロを引き返すと言うかなり覚悟のいる行為だけど生き延びるしかないよね、って決めた。


はてーしーない 農道をー 引き返すのは まだはやーい♬ケータイもないけどね♬


もはや歌うしかないわたしを冷静に笑うムスメ、笑。


そうしてくるくるのんちゃんちをさがしてあるく。
あれじゃないか??ってわたしがそれらしきお家を見つけて歩く最中、違うかもよ!!って冷静にムスメ。


彼女のおっしゃる通り、見事はずれて、また松山まいごに逆戻り。


はてーしない 農道を 引き返す日は あとすこーしイ ♬もうケータイもないけどね♬
そう歌うわたしに苦笑いのムスメ。


でも強くなったなあっておもう。
3人揃ってひえーってさけびながら、笑ってるんだよね。
大丈夫だって思えてくるんだ。
子どもは小さな存在では全くもってなく、お互いに同じところで助け合ってる心強さをかんじながら。


パパがいないから、みんな必死でお互いを支え合う。
その力はすごーくすごーくすごいもので。


そうしたらね、なんと!!
息子があそこじゃないか、っていう!!


思わず走りだすわたしたち。
結構歩いてきたよ。
ヘトヘトだよ。


でも走れちゃうのね。
あのテレビ番組の出演者の気持ちがえらいわかる、笑。
目的地にたどり着けた喜びと安心感♬


よく歩いたわー。
よくたどりついたわー。
ここは日本だしねー、言葉が通じるもん。
それだけでかなり大丈夫よねー。


それだけで最後まで歩き通したけどよくやったねー、こどもたち。


つ、ついたー!!!!!
3人でハイタッチ!!


旅してるとなんでパパいないの??ってよく聞かれる。
パパはお仕事してくれてるし、自営なので集中できる時間をあげたいなって思うんだ。


それに果てしなく歩くのはまだ興味ないんだって。(いつか変わるかもしれない、笑)


そして一番は、ここは日本。
海外に行くときは家族で旅をしたいと思う。
けれども日本を旅するときはパパの希望がなければ3人でもいいと思って。


パパがいないと子どもたちそれぞれが自分のできる力を使って舵を取ってくれるんだよね。
のりを歩く時も、迷った時も、困った時も、それぞれが本気でかんがえるの。
そうしてともに生きる時間を思い切り自分の力を使って生きぬく感覚を味わってる気がするんだよね。


その強さを敬いあいながら、私たちは共にくらしてる。


そこに学びがあるってわたしはこの夏の23日間のたびでまなんだんだ。


旅を終えてうちに帰るとパパがいてホッとする。
もっと旅を続けたいな、って言ってるムスコもやっぱり帰ってぱぱにあうとうちもいいね、ってわらう。


やっぱり一緒に居るべき人が、一緒にいてくれるってありがたいことだね、って身体に染み渡る感じをすごく味わう。


いつもありがとう、ぱぱ💕


家族ってお互いがお互いを守りあって在るんだって、しったんだよね。
いつも一緒にいてくれてありがとう。
それは当たり前のことじゃないんだ。


ありがとうっていつ何時でも、心に意識として在る。


それはとてもかけがえのないことで。
あー、また長くなった、ごめんなさい。
今日はここでおしまいにします。


たどり着けたことがありがたい。


今日は布団の上で寝られる。
明日は雨も降る。
屋根があるところに居られる安心感がありがたい。


ありがとうございます。


ちなみにこの夏、旅で歩いた距離は76キロ。
あと24キロは歩きたーい!!数字マニアの息子が迷子になりながらの農道で叫ぶ。


おお、歩こうぞー!!!

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