日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

何かを伝えていくということ。麹仕込みから。

漬物デイズ!!

 

玄関で漬物用のお野菜がスタンばってるので、麹を仕込みながら、まずは白菜のチリ漬けを。

 

もともとキムチにしたかったんだけど、オキアミ(オキアミはシャコ科ということで、エビアレのムスメ、以前に手作りキムチを作ってらっしゃるお店で買って食べたところ、大丈夫だったので、信用できるいいお店があれば買おうと思ってるけど、まだ出会えてないのでゲットならず。)もないし、ついでに旦那さんもりんごアレルギーだったりするので、我が家風キムチにしたら、チリ漬けになった、笑。

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これをしこみながら、玄米漬けとニシン漬け用に麹をしこんでます。

 

 

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お米を蒸して。。

 

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種付けを。

今回はむすめにお願いしてみました。

いつも蒸し立てのお米の味見をしながら、大事そうにかき混ぜてるので、もっと仲良くなれるように、麹を自分で育てられるように、願いを込めて、彼女に仕事をたくしていきます。

 

娘のペースに落としてゆっくりと仕事を進めていく。

 

そうして発酵器で寝かせて手入れをします。

今回はタネ付きが良く発酵器を開けた途端、早くも麹の香り。

家中にパーッと広がるので、ムスメ、小さなお茶碗持ってかけてきます。

この塊の部分が甘栗のように美味しい。

 

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麹の箱を開けるたびにムスメがやってくるので、漬物用の麹がどれだけ残るだろうか、と思うけれども、今朝、ふと気づいた。

 

何のために自分が麹を仕込んでいるのか、って、おもったら、最終的には漬物を成功させるためではないのかもしれないと。

こうして、子どもたちが、「我が家で仕込んでた麹の香りが大好きだった。」、そんな思い出とともに大きくなってこの時のことを思い出した時に、ふんわりと幸せな気持ちになってくれるとしたら、私はそのためにこの麹を仕込んでるんじゃないだろうか、って。

 

漬物がおいしくできることもいいけれど、それより大事なことをもうすでに一つできていて、それでもう十分だよね。

 

漬物用にどれくらい残るかな。

のこったぶんだけでやってみたらいい。そうしてうちにいい塩梅が見つかっていくはずだから。

米食の我が家、無農薬の糠だけはなかなか手に入らないので、たくあんはやめて玄米漬けにしました。

こうして自分の身の丈に合わせて、暮らして行く。

 

麹を一緒に仕込んで、またきたーって笑いながら味見用の麹を分けてあげて、形ではなく、なんとなく、麹を作る、ということを、私の姿で伝えていく。

教え込むのではなく、自然と空気のように伝わっていくということ。

 

ルールやマナーにしても、道徳の教科書やこどもちゃれんじのように、笑、この中で困ったことしてるのは誰ですか??って机上で考えさせる時代だけど、私は、こうして、言葉ではなく姿で伝わっていくことを大事にしたいな、って改めて感じています。

 

誰かが目の前で困ってる、誰かが目の前でなんだか楽しそうにやってる、その行為や仕草、言葉から伝わっていくことの中から気づいて味わって、今の状況や相手の心を判断していく、そんな時間がとても大事なんじゃあないかと感じています。

 

そしてね、大事なことは伝えるのではなく、伝わっていく。

私が伝えられるような姿であることが大事だよなあって思って日々を精進すべく積み重ねています。

 

日々の忙しさからなんでも暮らしの仕事を簡単にしようとする時代だけど、この数年、私自身が、「暮らしの仕事を丁寧にゆっくりすることから得られることの豊かさ」を大事な方々から伝えてもらいました。

だから私もそうありたいなって思います。

 

わがやのキャベツと大根、いただいた大根も含めて、無農薬。

もちろん麹も。

そんなお漬物が食べられるようになるなんて思ってもいませんでした。

最高の安心という贅沢です。

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