日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

冒険から帰ってきておもうこと。

旅日記へのおつきあいありがとうございました☺️。読んでくださったみんなに感謝です。


なんか帰ってきてみて、家があって、いつでもお風呂に入れる暮らしがありがたいなあ、、って思ったらどんだけの1週間だったのかを思いださずにはいられなくてね。


思わず記録。


旦那さんが生きて帰ってこないことを覚悟して送り出したっていうから、大爆笑しちゃったけどね、私も、最終日、浜でテントを立てながら思ったことをふとおもいだしたの。
私にとって大きな経験だったな、って。


毎日目の前だけ見て、「生きることだけ」を考えながらこの一週間を過ごしてきたんだよね。
旅に出る前はそんなことを考えてもみなかったの。


子どもたちの楽しいにとことん寄り添ってみたかったのと、自然のすごさにたくさん触れたくて、あまり考えずに動いてみることにしたんだよね。


虐待家庭で育った私は、幼い頃から大人の顔色に合わせて動くことが当たり前で、習慣付いていたから、自分の感覚で決めて何かをするなんて経験をほとんどしてこなかったの。
だから、今回は自分の感覚で動いて生き抜いた1週間で、自分の生きてきた道を振り返ってみたり、自分の持つ底力に直面してびっくりしてね。


本当に、今まで生きてきたことを全て統合するような経験をした時間で、幼い頃の辛い思いもそれによるもどかしさから求めてきたものも、ここで全て一致して、これからは自分として生きていける、って感じてます。


ジャングル暮らしと、山での暮らしが、私の意識の底にあったものを引き出してくれて、なんだかわからないけど、何かに動かされるように無性にやりたくなって、いつもあるものから離れて動いてみたらこんな感覚を得て。


いままで、仲良し親子のお友達を羨んでみたり、輝くものを持ったお友達を羨んでみたりしてきたけど、今の私は、いろんなことに感謝をでき、感動できる心があって、それで幸せな気持ちになれる。本当に自分が欲しかったものを持ってたんだってことを知って、びっくりして、ただただ感謝で胸がいっぱいになりながら帰ってきました。


そしてね、ずっと、私にはないと思っていた日々の小さな幸せは、実は、幼い時はそれに気づける感性を私が持ち備えていなかっただけ。でも、多分、その苦しい中でも、何かがそばで優しさと愛を注いでくれていたのだろうなって今は思うのです。


数年前、身体が悲鳴をあげて寝込んでから、死んじゃったらどうしようって不安にもなって。ようやくうごけるようになったけど、免疫低下によるアレルギーで、未だかゆみに悩んで。でも習慣が変わり、その病が私の身体にいつづけることができなくなったそのときに、手放すことができる、いずれかわっていくんだと、希望を持ちつつ、今を受け入れる覚悟もだいぶ決まって。


わたしはきっと、うまれてからずっといつでも幸せになれる環境の中にいたんだよね。
それに気づかなかっただけ。
それを知ってハッとして今までの苦しみがふっと溶け出し始めて。。
もう、十分持っているから、なにも羨ましがる必要はないんだ、ってようやっと腑に落ちた。


今回の旅で、わたしはこどもたちにもたくさんたすけてもらった。
大人も子供もなく、対等に私たちは生きていて、助け合ってるんだってことを再確認して、子供達の存在に感謝をしてね。
子どもを尊敬してる、なんていったら、普通は変かもしれないけど、今の私は、彼らの対等な助けを得て「生き延びた」から、この言葉を子供達に使ってもおかしくないと思えてね。
彼らの直感と行動力は本当に平和で、愛に溢れていて、尊敬すべきものだと思うんだ。


そしてね、私たちの生はこの自然界から祝福されたというか、許可されたというか、だから何事もなく帰ってこれたんだなっておもったら、親に求めてきた愛をもらえなかったことすらも小さなことに思えて、自分の生を丁寧に生きていこうって思えたんだよね。


楽しかったー、なんて子供達はいってくれてるけど、よりそってるつもりで、寄り添ってもらってるのは私の方なんだろうな。
それもまた感じて。
わたしはかれらのじんせいをすこしはじゃましないようになったろうか、なんて思いながらさ。。


社会も混乱をきたしている中で、自分の感覚を使って生きていく背中を押してもらった経験でした。
自分の生に、家族に、大自然に、たくさんのひと、もの、ことに、感謝をしながら、今を生きていくからね、って心と身体で握手をして日々を積み重ねたいな。


それが私の好きな生き方だからさー。

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