仕事を辞めてくれた旦那さんへ。
「今日はお外でご飯を食べたいから、お肉買ってきてくれる??」
息子が出かける直前のパパに頼んだ。
私は足を負傷中。
「私は何もできないけどいい??」
「もちろん!」
夕方近くなり子供達が準備を始めた。
ここに越してきてから初めてまともにやるお外ご飯。
バーベキューセットもない我が家で、どんなふうにやるつもりだろう。
なんとなく思いながらも私はミシンをすることにした。
この二人に余計な口出しは一切いらないはずだから。
2時間くらいして、準備できたよー。
と呼ばれた。
外に出て、わあっと声を上げる。
実は写真には写ってないけどこの隣の脚立の上にごはん鍋、後ろに小さな焚き火が出来てました。
ダンボールを足にして廃材載せたテーブル。
人数分の椅子やシート。
テーブルの上には必要なものが揃ってた。
自分でご飯を炊き、帰ってきたパパからお肉を受け取り、下味をつける。
畑からズッキーニ取ってきてやくわー、と、畑からハーブやらズッキーニやらを取ってきて並べた。
乾杯!!子どもたち、ありがとう!!
美味しいね。幸せだなあ。ありがとう!!
私たちはそう言っただけ。
取ってきたばかりのズッキーニをその場で切って焼く支度をする。
やりたいことをここまで自分でできる6歳と11歳。
タイの村にいた子どもたちと同じように大きくなって行くね。
彼らの生きる力はすごかった。
「やりたいなら自分で動けばいい。」
それを身につけた子どもたち。
自分で動いてみることの達成感も可能性も、不安も戸惑いも、1つずつ積み重ねて今がある。
きっとそれは何よりもの財産じゃないかと、昨夜、この場面を共に過ごし思いました。
鬼のように働いていた仕事を辞め、大学に行くまでの教育費を貯めることではなく、小さいあなたたちに時間をかけると決めたパパに感謝しています。
お金がある幸せも大事。
お金が定期的に入ってこなくなって本当に暮らしていけるのかわからない。
だけど、私たちが選んだ子どもたちへの贈り物は一緒に過ごす時間でした。
細々と、でも、夫婦で一緒に子どもたちを見守る。
できるところまでやってみよう、そう言いながら紡いできた日々。
本気で学びたいことがあるなら、それをできる方法を自分で見つけて学んだらいい。
私たちはその力をつけることを手伝うから。
そう思いながら手探りで歩いた日々。
私一人では到底寄り添うことができなかったな、っておもう。
子どもたちの幸せそうな顔をみてあらためて旦那さんへのおもいがあふれる。
本当にありがとう。