日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

旅日記6日目。

6日目。


昨日であった女の子と手を繋いではしゃぐほど仲良くなり、遊ぶ。
スーパーシャイな娘がそんな風に遊べるなんて思ってもいなかった。
そうやって自分の嬉しい方に動いていける力は宝物だね、そう心で思う。


ここにもう一泊するのかな、って思っていたけど、移動したいという。
バスの時間ギリギリで撤収準備して、お友達にお礼を伝えてまた旅立つ。


帰りに昨日よったニセコ酒造へ。
パパとお友達に小さな瓶を買う。これ以上荷物が増えるとかなり大変なのでギリギリまで抑えて小さな瓶を2つ。
子供達は酒粕アイスをお小遣いで買っておじさんにお礼言って駅に向かう。


バスの時間五分前。息子が言う。
汽車も乗りたかったな。(北海道では年配の人は汽車って言うんです。。もちろん電車なんだけど、なんとなくそれが好きで自分も汽車って言うようにちゃって。。)


そういえば汽車も調べたはずだけど。
とノートを見るとしっかりメモってあった、ナイス、私。


結局移動手段を変えた分の立ち寄り場所変更が必要になり、ささっと調べて、ここから歩いていけるお風呂を探す。
道を間違えたら汽車にはあっさり乗れなくなるので、案内所で聞いて出発。往復4キロ。


4日ぶりのお風呂。これだけはどうしても外すわけにはいかない、笑。
顔まで真っ黒にして日本で旅してたら、完璧に怪しまれる、笑。
今年は夏らしい暑さのなかなか来ない北海道だったのであせも昨日くらいしかかかず、この日まではセーフだったけどね。

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無事に温泉ちゃく。
久々のお風呂に感謝しながら丁寧に身体を洗う。
温かいお風呂にも、動いてくれる身体にも感謝。
こどもたちとしあわせだねーっていいながら。
ここまでサバイバルするつもりなはなかったのだけど、どうしてもこうなってしまうらしい、笑。
日々気持ちよく暮らせるだけどほんとうにありがたいこと。


お礼を言って駅へ戻る。
息子が今日は最後の晩だから乾杯したいと言う。
でも夜は身体が冷えるので(北海道寒いので)昼間にしようってきまり、炭酸とおやつを買って汽車の中で乾杯。
ささやかな贅沢。
がら空きのボックス席でテンションマックスの子供達。

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緑の美しいあまりの絶景にこの先の未知感を忘れてたけど、無事にテントはれるかな、ってふとおもいだす。
走行してるうちについたのは無人駅。


蘭島の海を目指す。
今日の寝床は浜辺。
どこかなー、いつものように探しながら歩いてしばらくしておばちゃんに聞いたらここにはりなーっておしえてくれる。
今夜は500えんの寝床。
海は山と違ってあったかい。
ただ潮風と砂がすごくて苦闘する、笑。
はじめての海キャン。なかなかチャレンジャーだな、私、ってここに来て気づく。(おそすぎ、笑)。


でも寝床もできたし、隣のしっぽりしてるおじちゃん達もとまってくれるみたいだし、今日も安泰。

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夕飯は朝の残りのカレーピラフ。
それと祝杯おやつ。
夕方散歩して日の入りを見ながら、3人でまた行こうねーって話をする。

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パパも来れたらいいね、ってこどもたちがいうけど、パパは歩くのは嫌だっていいはるんだよね、笑。
こどもたちが歩いたからたくさんの面白いことがあるんだよーって言うけど、やなんだって。


パパが参加できそうな形にして提案したら??って声をかけてみる。子供達何やら考えてるみたい。


そりゃ、家族みんなでできたらいいけど、苦手ならしょうがないよね、私が付き合えばいいだけで、って私は思ってて。
それと、パパはお仕事してもらってるからね、じっくりそれをする時間を上げたいと思ってるんだー、なんて話も子供達にする。


うん、そうだねーって3人でパパのことを思いながら話をして

子供達がこんなにパパのことを好きなことが嬉しいなって思う。そんな関係を作ってくれたことがかけがえのないことだとおもう。


こうして、3人で旅に出て思うんだよね。
家族で思い合えるってかけがいないなあって。
そしてね、夫婦関係は積み重ねだなあって。
子ども達が私を好きでいてくれること、パパを好きでいてくれることは、とってもありがたいことで、そのためには私たち夫婦がお互いを思い合う必要があるって、考えるんだよね。


私がパパの愚痴をいつもいってたら、子どもたちは私に遠慮してパパと関われなくなってしまうから。
わたしばかりがこそだてしたらきっとバランスが悪くなる。
だって、お母さんって、口うるさくなってしまうものだから、特に男の子なんてそう言うの嫌がるだろなあと。
男のユーモアに女子はしばしついていけないもん。


パパと子供達の関係を邪魔しないために、私自身が、どんなことがあっても、パパを否定しないような関係であるように努力する必要があるなって、常に思っていて。
そうしてね、それを積み重ねてるうちにきづいた。


私、パパにすごく感謝してるんだわ。
小さい間の子供達を大事にしたいと寄り添ってくれた時間、私に寄り添ってくれた時間に。
ありがたいな、って思いが常に心にある。
だから今は思うんだー、日頃から、パパにたくさんのありがとううのぶぶんをみつけていこう、って。
そうしたら、頑張らずとも、大方のことは流せるんだよね。


思ってもらってることの感謝の方が多いからもう、どーでもいいんじゃない??って。


それとね、何かがあった時に話をする時、話を聞いてもらうよりも聞く方に心を向ける。
私はまだまだそれが不得意で、感情が先に立ってはしばらくして、ごめん、って謝ってからまた話を始めるけども。


パパも私も、話し合いをするときに大事なことは、話をすることよりも、きくことだと考えていて、ちゃんと聞いてもらったら、その隙間にすっと相手の話が入るようになるよね、と考えてはいるので、そこにきをつけてるかなあ。


まだまだ私には課題だけどね。
でも、そう思うようになってからね、私は、世の中のお父さんたちは、仕事ばっかり優先してるようにおもえて、実は家族にためにはこれがいいって思い込んでがむしゃらなんじゃないかと思うようになりました。


愚痴りたくなったら、どれだけ家族のことをおもってくれてるか、ご本人にちゃんと確認してみたらいいんじゃないかなって。


子育てするおかあさんは大変、でも働いてくれてるお父さんも大変なんじゃないかなーって、旦那さんに気づかせてもらって以来、10年前の自分の態度を反省してます。
そしてね、おもう。
よのおとうさんがた、ありがとうございます、って。


今は、毎日旦那さんにたくさんのありがとうがある。
そんないまがかけがえないね。
子どもたちが巣立って2人に戻っても、穏やかに一緒に居られるように今を積み重ねていこうと思います。


いつもありがとう。