日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

たびに出ることになりまして。第一日目。

たびに出ることになりまして。その2。


記録しきれないほどのいろんなことがあった1日目。
きてよかったー!!


「さて出発の朝。
一泊の予定が四日間晴れらしいので、とりあえずいけるとこ歩いてみようか??と変更。


今日はとりあえず元々の目的地を目指したよ。
途中までパパに送ってもらって、田舎の列車に乗ってね、がら空きの電車に乗ったよ。(一応こうして三密避けたでしょ、笑。)


そしてね、目的の駅について、いざ農道へ。
農道を歩くっていうのは、覚悟が必要で、笑、間違えたらまた延々と引き返さにゃならなく、こうなったら修行の域。
農道では役に立たない地図を片手に天に祈る!!


大きな小麦畑!!しかも延々に!!


農道の真ん中にキムチの幟を発見。


思わず、びゅーっと吸い込まれたら、肝っ玉お母ちゃんが出てきて私たちの出で立ちにゲラゲラ大笑い。


無添加でキムチを作ってるお母ちゃんと意気投合して盛り上がり、餞別におまけまでしてもらって、また旅を再開する。
「ここらの人はみんな優しいけど、こまったらいつでもキムチやに電話しておいでー。その荷物に怪しまれたら笑、キムチやと知り合いなんでって、電話かけといで〜。」


「お母ちゃんありがとう。」とまた歩き始める。
農道の真ん中にタイニーハウス発見!!バス停だろうか??
ここでも立ち止まり、ここで暮らせるね??でもどうやってできてるんだろ、って3人でまじまじ。
家を作る暮らしから生まれた3人一緒の興味。
こうして知恵を育てていくんだな。
まじまじ作りを眺めて納得して出発。


そして次は大きな農家さんのビニールハウスを見て立ち止まる。
「我が家の小さなハウスに使ってるビニールを何枚張ってるんだろう。。しかもこんなにビシッと!!すごすぎるね!!」


息子が言う。
そして3人でまた立ち止まって、まじまじと眺める。
私たちもいつかこんなに綺麗に晴れるようになるだろうか。
農家さんは体力勝負だね。
人様の分までお野菜をあんなに安く売るにはそりゃ農薬も必要になるよねー、そんな話になりながら歩く。
途中、農薬をまいてる場面にも出会って、3人でBダッシュ!!(もう使わない??)で農道を駆け抜ける。


10キロ延々に歩き続け、農道の隅に座り込みお弁当食べたり、おやつ食べたり、少しずつ歩みを進めていく。
当初、いちにち16キロはあるいていけると見ていたけど、この荷物を持っての移動は10キロが限界だ!!、そう思い知る。


今日は10キロの移動の予定だったけどもう10キロオーバーだよね、いまだつかねー!!って、3人でひーひー。
目指す橋の鉄塔までまだ遠い。
ヘトヘトになっても目指すしかない、笑。
でも子どもたちは直売所とか見つけると、寄りたい♬って元気になるのね。
体力にも別腹があるのかなー!?


そこで荷物を増やすべく、子どもたちがトマトときゅうりと、、、あとこれが食べたい、っていう。農家さんいるのに重いから今はいらないなんていえない、。( ̄◇ ̄;)


って思ってたら、目的地の遠さに心配した農家さんが送ってくださることになった。
ありがたすぎる(T ^ T)。
子供達が導いてくれたこのご縁にあまえてワープ。


もう本当にありがたさが溢れて、3人で送ってくれた方に深々とお礼を伝えて今日のねどこにとうちゃーく!!!


車で移動できるって奇跡なの。
人様に寄り添ってもらって送ってもらったことも奇跡なの。


それを子どもたちと分かち合えるゆたかさをかんじながら、頑張った半端ないの満足感と、たくさんのやさしさにふれたありがたさでホカホカの気持ちでアイスで乾杯。


今日出会ったたくさんの発見と、たくさんの喜びで3人で胸がいっぱいだった。
よのなかはきびしいとおもってたのは私の思い込みだったんだと腹の底に落ちたよ。
本当に優しさしかなかった1日だったから。
これからはもっと楽して生きようと思う、笑。


子どもたちと共にたくさんの興味にふれ、優しさに触れた一日。そしてこの溢れ出るくらいの達成感。
それは車では決して得られなかった自分たちのスタイル、だな、っておもった。
自分の不安を自分の力で超えたことが希望に変わった瞬間。


それを経験できたのは子どもたちのおかげだね。
一人で農道はあるかなかったとおもうもの。
それにも感謝する。一緒に楽しめて幸せだよ、ありがとう。


大変さを忘れちゃうお産のような旅だなって思った。
ついたとたん、こどもたちははしりまわる。
底なしのエネルギー。

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