大ちゃんの大冒険
大ちゃん旅に出る、の巻。
鉄好き大ちゃん、旅に出た。鉄仲間の年長さん。
10歳と6歳の旅。
〜大ちゃんの日常〜
〜大ちゃん、旅に出る〜
〜大ちゃんブログ、アナログで始めました〜
〜大ちゃんのブログから思うこと〜
〜日々の積み重ね〜
ー大ちゃんの日常ー
大ちゃんはコミュニケーション能力が高い。
遊ぶ友人のストライクゾーンの広いこと。。。。
同じ年の親友もいるし、大抵年下のお友達と遊んでるかな。小学生から新生児まで実によく関わる。
人が好きなんやね。
年長さんの親しいお友達もいるかと思えば、3歳くらいの子に追いかけられて遊んでたり、銃で30分も撃たれては倒れこんで遊んでたり。
赤ちゃんもすき。じいちゃんみたいにとろけそうな顔して1ヶ月の新生児ちゃんを大事に抱っこして柔らかい、って15分顔を眺めて。
小学生くらいの頃、たくさん赤ちゃんと触れ合うと、幸せホルモンみたいのがたくさん出て、お父さんになった時も自分の子をしっかり愛せるようになるっていつだったか聞いたけど、彼を見てるときっと本当だと思う。
「柔らかくてふわふわでずっと抱っこしていたいから。うちにも赤ちゃん来ないかな。」とよくいう。
なるほどー。。もう一人赤ちゃん来てくれたらその子は多分うちで1番の幸せ者になるね。
周りの家族の赤ちゃんのお世話を毎日見て知ってる大ちゃんとこっこまでが、赤ちゃんと暮らしたい、って言うくらいだから、赤ちゃんはこんなに年の差があっても赤ちゃんは毎日幸せだ。
こればかりは神様と赤ちゃんの魂に従うしかないけど、かあちゃんアレルギー直しにてっします、笑笑。
ー大ちゃん、旅に出るー
そんな大ちゃんが、年長さんの友人と旅に出たいと申し出た。
二人で時刻表眺めて行き先の打ち合わせ。
スケジュールを書いて、春になったら行こう、そう言っていたけど、母二人、その気持ちを大事にしておいでと3日後の休みの日に行っといで、送り出した。
夢を実現することの大切さを感じてるから。
日々の中にワクワクはあるのだと感じながら生き続けて欲しいから。
「え、いいの??」
「もちろん!!」
小学校四年生と幼稚園年長さん。
兄弟ではなく、友達。
自分たち決めたルートは難関コースではないらしいけど、ロングランだ。
ケータイはパパしか持ってないので困ったら、誰かに頼んで電話を借りる。昔ながらの方法で、笑。
朝8時に出て、夜七時半に最寄駅の前で待ち合わせしたいそうだ。
昼ご飯と夜ご飯は自分たちで調達。大ちゃんは旅には温泉がつきものらしく、北海道は温泉があちこちにあるので寄って来たいんですって。
当日。楽しみ過ぎて朝早くに起床。体調万全。
昨夜から、ワクワクしてあんまり食欲ないんだとのこと。
朝ごはんをしっかり食べなくてもいい、身体に合わせて食べてね。我が家の方針だ。自分で食べる量をどうするか決めて食事をする。
昼も夜も外食だからお味噌汁でバランスとって行こうかなー。
おお、ナイス。我が家のお味噌で仕込んだ野菜たっぷりのお味噌汁。お味噌汁は塩分、ミネラルを含んだ発酵食。外食の保存料にはリン酸塩がはいっており、それがミネラルを体内から排出してしまう。ミネラル不足を幾らかでも防いでくれるし、腸のあれにも対応してくれる。
美味しかった、行って来ます!
私はノータッチ。
前日に持ち物と待ち合わせ時間と合わせるバスの時間系統を書いたメモを渡して本人とも確認しあったそうだ。
大人が手配した乗り物でどこかにいくとは違う大冒険。
一緒に行くのは家族ではなく、小さな友達。
行ってらっしゃい!!
さあ出発だ。
〜大ちゃんブログ、アナログで始めました〜
大ちゃんたちが決めたルートは、うちの最寄りからバスに乗り、途中で友達と待ち合わせ普通列車で札幌から旭川まで乗り継いで行き、また乗り継いで帰ってくること。その途中に温泉とご飯を二回食べること。
困ったら交番でも駅員さんでも頼んで電話借りるんだよ。
小さい人のペースを見てあげてね。
温泉とか、電車の中での駅弁とか、小さい人は気づかないだろうから周りへの配慮もよろしくね。
あとは楽しんで行っておいで。
それだけが私が伝えたこと。
予定通り夜8時を過ぎて帰って来た大ちゃんは、すっきりしたいい顔をして帰って来ました。
お帰り!みんなで待って迎えて私たちはそのまますぐ爆睡。
疲れてるだろうに、その思いを書き留めたくて自分ブログをその日のうちに書き上げてねたそうな。
〜大ちゃんのブログから思うこと〜
10歳と6歳の大冒険は大ちゃんが友人にバスで会えるかからドキドキだったそうな。
無事に会えて、札駅から切符を買ってホームを見つけて電車へ。乗り継いで途中で、ご夫婦に声をかけられ、おしゃべりしたそうな。
そして旭川へ。お昼ご飯買って1時間で札幌に戻る列車へ。
大ちゃんは食べるの好きで駅弁、なんて張り切ってたけど小さい人は魅力がなかったそうで、のんびりお付き合いしてコンビニやらそばのお店のフォードコートへ。
帰りの電車で楽しくいただいたそうな。
小さい人、食べ終わったあと席にこぼさなかったか見てくれたかい?と後で聞いたら、うん、見て来たよーとのこと。ナイス!
行きにあったご夫婦にもう一度会って盛り上がったそうで、よかったね。最高の神様からの楽しい気持ちのプレゼント。
でもその先でハプニング発生。車両故障による予定外の停車。
乗り継ぎやばいね。
と二人でドキドキしたそーな。
時間を過ぎて乗り継ぎ駅に到着、ホームにまだとまってるのをみて二人でダッシュして乗り込んだら乗り継ぎ列車も発車を遅らせてくれたそうで無事ハプニング突破。
いい具合でハプニングがあるもんだ、笑。
そして温泉に入り、夕飯は小さい人が食べれるお店を選んで入ったそうな。
もう暗くなってる夕方6時の小さなお客さん。
入ったお蕎麦屋の店員さんはあらまあ、子ども二人と笑ってくれたそうで好きなものを食べて、お互いにちょっぴりお土産を買って8時に最寄駅に到着。
この弾丸ツアーに耐え抜いた6歳の友人、自分も帰ってから日記を書くんだと、眠い目をこすりながら書いたんですって。
自分で行くって決めた彼。まだ小さいから、夜の8時に帰ってきて相当疲れたでしょうに、もう歩けないーって弱音も吐かなかった強さ。こちらもそれを行ったら大ちゃんが困るって配慮してくれたんだよね。すごいね。
本当に楽しかったみたい。ありがとう、ってその子のお母さんからいただいたお小遣い。大事に大事に次の資金に缶にしまっていたよ。
小さい人に無理はないかな、ってその都度配慮しながらの旅だったでしょう。
公共の場の利用、自分も友人の分も周りの人への配慮が必要だったでしょう。
ちいさなハプニングにどう対応しようか、たくさん考えたでしょう。
乗継ミスったら帰ってこれない可能性もある、笑笑。
でもああ、楽しかったって全てを楽しんだことが素敵だなっておもったよ。
子どもだけでお店に入るなんて何か言われそうで嫌だよーってちょっと前までいってたのに、暗くなってからお店に入ったこと。
「状況説明してそれでも相手が心配するなら電話借りてパパと話ししてもらったらいいじゃん。」
なにかがあっても、大人に堂々と伝える覚悟が決まったのだろうと思います。そんな覚悟に乾杯。
楽しみを自分の力で1つ増やした大ちゃん。
それに私たちが寄り添えたことが嬉しい。
〜日々の積み重ね〜
今回は寄り添ってくれた大人がもう一人。お友達のお母さん。
小さな彼を大ちゃんと冒険に送り出してくれたことが大きなことだから。
シングルで子どもによりそう彼女が、子どもとの時間の合間をぬっていただいてきたお給料。最後に大ちゃんにくださったお小遣いはモノではなく、「大ちゃんじゃないとこんな形で冒険できなかったわけで、息子に素敵な経験をありがとう」ってことばとともにあふれる思い。そして大ちゃんの幸せが、ワクワクが続きますようにって、愛。
何者にも変えがたいものをだいちゃんは受け取って大きくなれてることが奇跡。
一緒に行ってくれた小さなお友達とそのお母さんへ、心からありがとう。
満面の笑顔をみせてくれた大ちゃんへ。私はそれが見たくて日々を過ごしてる。いつどちらかがともに暮らせなくなる時がきても、一緒に暮らした時間がこれからのささえであれるように日々を積み重ねてきた。これからもそうあろうと決めてる。
この笑顔のわずかなわずかな一部分を支えられた自分の、大人としての成長を愛おしく思います。あなたが育ててくれたんだ。
かけがえのない息子にありがとう。