日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

腸内細菌の声。

   大ちゃんのお誕生日プレゼントに二人でデートに行きました。ご飯と温泉が希望だったので、車を運転できない私が選択したのはホテルの日帰りプラン。ちょっと豪華ですが、移動を考えるとこの方がスムーズなのです。そんなわけで久々にホテルでバイキングでした。温泉にも入って、大ちゃんが今日をもっと伸ばしたいなーって嬉しいこと言ってくれていい1日でした。プレゼントしたつもりが、やっぱりプレゼントもらってるのはいつもの私なんですよねー。ありがとう、大ちゃん。

 

   とまあ、そんな中で思ったことについてぶつぶつ笑笑。

 

    久々にケーキを見て、張り切ってスイーツから食べ始めた私たち。一皿いろんなのをもって食べて、甘さと脂の多さにびっくり。否定するためにこの記録を書いてるのではありません。私は今でも食べたくなることはありますし、目を楽しませてくれるものですよね。でも、食べてみたら、食べれない体に変わっていたことにきづきました。その変化にびっくりしたので書いているだけなのです。だから、おばあちゃんたちはドーナツやらケーキやらはあまり食べないんですねー。

 

   大ちゃんに甘いものは癖になるから食べすぎないでー、とか今でも言ってしまうのですが、子どもの体の方がその変化を受け入れるのが早く、今回のバイキング、あまり食べませんでした。一年前から我が家が変えたことといえば、食事をシンプルにしたこと(今回、タイから帰ってきて、おやつ作りも本当に時々でいいかなーと思うようになり、その分、子どもたちと外で遊べるようになりました)、油とお砂糖はあえて取らないように意識していること。あ、ご飯が発芽玄米になりました。私は今でも甘いものに心も身体も揺れるのに(ケーキ屋さんには揺れなくなりましたが、米粉でおやつ作ったりしてます)、子どもたちはなくても平気になりました。今回のバイキングでそれがすごくわかり、私が不安にならなくても、子どもたちの体は大丈夫だったんだなーと反省です。どんな風に暮らしたいか、それをいつもの生活の中で続けていれば良いだけで、時々ハメを外しても、あまり問題ではなかったんだなーと、今日も新しい経験をさせてもらいました。むしろ時々はハメを外すくらいが、本人の経験にとっても、私の精神状態にとっても 楽になりますよね。そうかー。。

 

    ということは、時間はかなりかかるけれど、私の食への軽い依存ももっと変わってゆくだろうなあと、感じています。三年かける予定で、もうじき、2年目に入るところです。今でも十分変わってくれている身体の感覚。身体ってすごいです。私が気づかないところでも変わってくれてる。タイでシンプルな食事を3ヶ月して、腸内細菌が少し変わったようなのです。日本にいた頃は、玄米に変えて半年、お通じを毎日するために(こんな話で失礼します。でもすごく大事な身体のサイクルなんですよね、このことって。血が濁るから頭痛がする、イライラする。そんなこと想像すらしなかったけど、身体が楽になって、それが本当のことなのだと実感しています。なのでシェアさせてくださいね。)下剤まで飲んでいたのに、シンプルな一物全体食を続けて3ヶ月で、帰ってきてからの玄米食効果がグーンと上がったのです。本当にびっくりしましたが、今は、この腸内細菌が愛しくてしかたありません。今日はバイキングでMSGをとってしまったけれど(多分、、ではありますが、食事後、1時間で1リットル以上に水が欲しくなるって家で食べると全くないので、MSGに対する身体の防衛反応かなあと旦那さんと話しています。)、腸内細菌を想える生活をしたいなあと感じる今日この頃です。身体が明らかに動くようになったことも、きっと、気持ちが穏やかになったのも腸内細菌のおかげでもあると思うのです。だから今の状態を維持してみたいと思っています。自分の身体で実験、研究。今日はごめんね、とまずは腸内細菌さんに謝りながら、生活を戻して行きます。

 

   発酵の師匠のナカジさんが教えてくれたこと、頭で理解できてはいたけれど、本当だったんですねー。腸内細菌は性格も作るって。いつもいろんなことを教えてくれてるって。そういえばおたよりくれてますものね、腸は笑笑。自分の身体に目と耳を向けて返ってくる反応を聞いていると、自分を想えるようになってきます。自分の知らない自分を、たくさん発見できます。そして自分は一人で生きているわけではなく、細菌、という自分と違う生き物が私に寄り添ってくれているということも。ありがたいなあ。そうしていくとなんだか無理なく、自分のしたい生活に近づいて行ける気がしています。ナカジさん、ありがとう。腸内細菌の声、聞けように暮らして行きたいです。これからも家族の腸内細菌を笑顔にするために手前味噌で作ったお味噌汁、お漬物、続けていきますよー。

 

   そんなことに気がついてしまったので、私は食材に気をつけるのは自然なことで、無理しているわけでも、ストイックなわけでも、ないんですよね。でも、これからは身体を信じて子どもたちにうるさく言わずに、ゆるりとやってゆくこともそれに付け加えたいな。そして、自分の身体が楽だし、大地を守ることで他の生き物と未来の人が穏やかにいきられたらいい、その方向性を選ぶのが私には自然なこと。これからは微生物にも思いを寄せながらいきてゆきたいなあ。

 

   昨年、お味噌をたくさん作りました。米味噌、麦味噌、ひよこ豆味噌、金時豆味噌、私にとって初めての2年熟成味噌、昆布入り味噌。昆布入りは昆布自体が味噌漬けになってご飯のお供に最高です。金時豆はでんぷん質であんこみたいになるので、面白いから野菜スティックによく使います。今年は旦那さんが作ってくれた発酵器で、自家製麹で仕込むぞ。

 

   それともう1つ、納豆のパックが出すぎるので、今年は納豆にも挑戦します。せっかく北海道に住んでるので黒千石納豆にしよう。なんども挑戦してるけど発酵がうまくいってないみたいで匂いが気になるのです。今年はしっかり研究してみよう。楽しみだなー。