日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

日々の中でであうたくさんの人の生き方からいただいたもの。

ここに越してきてあえて外へ出ずも子どもたちは楽しんでるのでこの夏はほとんど山にこもって暮らしてた。

 

私は畑仕事やらチクチク。

ご近所の自然食の定食屋さんに顔出しがてらお食事したり、週末はここらのおじいちゃんたちが集まって飲み会なので家族で出かけたり。

学校に行かないことを選択した大ちゃんにあわせて、外に出ていろいろ体験することをずっと考えてきたけれど、ここで暮らす中で、パワーショベルが動いたり、薪を木を切り倒すとこから一緒にやったりすることもとても大切な経験と思ってここに腰を据えて暮らすことをした一夏。おじいちゃんたちと協力しながら働いて終わった後の達成感。せっせとてつだってくれる子どもたちにおじいちゃんたちがありがとうと行ってくれて、その気持ちでいただいた予定外のお小遣いを大事に握りしめながらかいものにもいったねえ。

 

私はチクチク。お友達が頼んでくれて、ていねいにおしたてするなか、子どもたちはバトミントンしたり、野菜を収穫してお店やさんしたり、サンショウウオさがしにいったり。

大ちゃんが音楽好きなので、思い切って音楽会に行こうか?って言ったけど、聞くよりやる方がいいから行かないって断られ、妹と遊び倒して20日くらい。

 

特段、何か経験を得たぞ!とは感じないけど、日々の中でたくさんのことがあって、小さな経験を彼らのペースで積み重ねられた毎日。

 

まきは木を切り倒すとこから始まることとか、自分たちの暮らす周りは自然だから知らないことがたくさんあってそれに不思議を感じたり、ワクワクしたり。

よくわからないけど、ここには自然からもらった癒しがいつもあるように思う。

 

今年はクマさんのことが切っても切れないけど、私たちは不安よりもここにいることが好きでここでくらしてる。それをみんなで確認したな。

布団の中からキツツキが見えることも、あまりに強い雨を簡易な家で感じて自然に対しての大きさを感じることも、洗濯干すの手伝ってくれながら、そばに出てきた黒いアオダイショウがなぜ黒いのかを親子で考えたりすることもここにいるからできるわけで、(私たちは動物を丁寧に飼えるタイプじゃないからかわずにこうしてどうぶつとあえことはとても素敵なことなのです)、それを時間に追われずにできてる日常が心地いというか。

 

夏休み、イベント満載だから、植松さんのロケット発射会とか、お話会とか切ったら彼の興味が広がるかなって思ってたけど、私が色んな経験させてあげなくちゃーって焦っていただけで、本人はこれでおおかた満足してくれてることを知り、しばらくはじっくり一緒に感じて行くことをメインにしたいなあって気づかせてもらったな。それは息子だけでなく娘もそうで、暮らしに忙しかった分、一緒に過ごして感じることをしばらくは意識していきたいな。

 

そんなわけで、今日はどっぷり子どもたちと遊ぼうって決めて外に出かけました。

うちにいると、屋根に雨漏り防止のペンキ塗らなきゃ。とかこっこさんの土を変えなきゃーとか思ってしまうから。

あくまで最低限の暮らしと、家族の今が大事。子どもとの時間を捨ててやることじゃない。(だから動物は増やせないのです。。)

 

動物園で動物見てても飽きちゃうことがわかったので小樽水族館に行ってきました。

相変わらず水槽の魚を見てても動きが同じで飽きてたけど、ショーが素晴らしかったな。

 

イルカ、ペンギン、アザラシ、トドのショーを見てきたのだけど、トレーナーさんと動物の呼吸がすごい。

そしてトレーナーさんの表情がとても優しくてまあ、この子たちとの信頼関係があるから、ついてきてくれてるんだって思ったら、血が繋がってるわけでもないのにすごいよねーと息子と大興奮。

このショーで感じた気持ちにこの入館料なら安いくらいだとただただ感動して帰ってきたおたる水族館。小さな水族館だからこその間近で見るショーはここがどれだけ愛に溢れた空間かを感じさせてくれた気がします。

 

大きな生き物たちを目の前にびしょ濡れになりながら、彼らと演じてくれたショーにスタッフさんの生き生きした生き方を見せていただいた気がして。

子どもたちときてよかったーってただただ思いました。

 

子どもたちのペースでゆっくり過ごした1日。

彼らの言葉をたくさん聞いて表情をたくさん見て。

最近兄妹で遊ぶのも盛り上がってたし、小さな表情を見る回数が減っていたなって感じながら帰ってきました。

10歳を過ぎた大ちゃんと共に居られるのもあと少し、きっとこゆもあっというまなんだろうなと感じた今日一日。

お互いの余韻を大事にしたくて遅くまで遊んで帰っておつかれ、笑。

 

でもこんな時間をまた大事にして行こうと思った1日。

子どもたちが感じさせてくれる日々を生きることの豊かさと希望に、私はまた子どもたちのペースで日々を歩みたいと気づいたよ。

 

この夏は大好きなチクチクもたくさんさせてもらったけど、やっぱりもう少し子どもたちに寄り添いたいなっていうきもちがつねにつきまとってた。やりたいことの優先順位とバランス、今を見てまた少しずつ調整していかなくちゃな。

 

ちょっとまってーを減らしてやっぱり私は一歩後ろを歩いて行こうと思うよ。

楽しい時間をありがとう、こどもたち。

自分がどう生きていきたいかを考えるきっかけをくれたのはこどもたち。

矛盾した自分の行動にがっかりし、それを聞いてもらうことで言葉にして整理させてくれたのは旦那さん。

 

したくないことはしない。

ついしちゃっては落ち込んでいた自分から裏表のない自分になりたいと思って時間をかけて積み重ねてきた時間。まだ続くこのトレーニング。

でも自分には嘘をつけない。

家族にも嘘をつけない。

 

自分を大事にすること。

家族で暮らす今を大事にすること。

それができるようになれば誰にでも優しいわたしでいられる。

もっと自分を好きになれる。

私の日々は自分を好きになる旅なんだろうな。

 

今日を積み重ね、またなりたい自分の近づいて行く。

子供達が今、ここにいてくれることに、旦那さんができるかはり多くの時間を共に過ごしてくれることにかんしゃしてもしきれません。

私が色んなことに感動し、感謝できるのは、家族のおかげだから。

 

このショーに決まったセリフはないそうです。

全てアドリブで進んで行くこのショーにトレーナーさんたちの愛をかんじたよ。

おたる水族館、すてきなとこです。

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真ん中の一番前でみようという長男の話を流し聞きし、高い席に座った方が見やすいと思っていた1回目。ふと、これって私の経験の中から生まれたことであり、私の目線じゃんって思い、もう一度みようと二回目は最前列で。

子どもの声をちゃんと心にとめられてよかったな。

彼の感じた気持ちに少しは近づけたかな。

 

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