日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

見守られて育つこと。森とともに生きること。(タイ35日目)

   10日間を共に過ごしたイギリス人を送りに街まで出かけます。パーマカルチャーを真剣に学んだ彼女に私はメディカルハーブのことを学びます。イギリス式のハイタッチを教えてもらってこどもたちもすっかり仲良しに。別れ際、自分からハイタッチを求めて、挨拶をする大ちゃん。英語も自分で積極的に聞くようになり、すごいなあと思います。そしてしっかりハグをして別れ、帰りに市場に顔をだします。大ちゃんの好きなおやつを購入。昨年おまけしてくれたおばあちゃんのお店がまだありました。大ちゃんが自分で買い物をするとにこにこと笑いながら倍くらいのおまけをしてくれました。カオニャオとココナッツミルクで炊いたご飯をバナナを入れ、バナナの皮で包んで蒸したもの。大ちゃん、みんなに配って分けてくれます。来年の幼稚園でのこどもまつりで作りたいそうな。笹の葉のしげる時期になったら練習してみようね。

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   それからここのところ、パーマカルチャーをセカンドスクールとして学んでいるファース君が我が家に遊びにきてくれます。素直で好奇心旺盛な彼、うちにきてキッチンにあったレモンに塩をかけて食べ、他にも楽しそうに物色、笑。こういうところ、この国の大人はおおらかなんだなあ、と感じました。この国はうるさいとも言われないし、小さな子がいると周りの大人が可愛い可愛いってみてくれます。だからカリカリすることもなく、お母さんも過ごせるのでしょうね。こうして丸ごと受け止めてもらってる彼らは小さい子への優しさも深くて、わざと脅かしてみたり、泣かしてみたりはしません。小さな子も人見知りなんてなく、みんなに自然に接しているのです。

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マシェティ(ナタ)を持ってる彼、大ちゃんとコユに素敵なものを作ってくれました。バナナの皮とツルで作った、お馬さんと鉄砲。大喜びの二人、大事にうちの入り口にかけてます。そして森の中でクルクルと動き回り、木の枝に飛び移ったり、狭い隙間もなんのその、自分の身体を使いこなします。なんかない?つまんない。って言わないんだろうなあ。次の日もやってきて、稲わらの束の上でトランポリンして前転したり、崖から飛び移ったり。あまりに楽しそうなので大ちゃん、コユ、ジョンくんも参加です。遊んで遊んで遊びまくります。遊ぶ力は生きる力、たくさん遊んだ分、しなやかに生きれるんだろうな。

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こうして今日も遊び倒し、バナナのそばにタライを置いただけの、バナナ温泉笑、にはいって1日を終えます。オープンエアなおかげで毎日の生活が少しずつ違って面白すぎる日々です。