今年も蛇が遊びに来るよ。
札幌も分散投稿が始まった。
我が家は自粛だろうが、自粛じゃなかろうが大して変わっていなくてね。
変わったことといえば、外に車で出かけなくなったこと。
子どもたちが友達に会うことがちょっと減ったこと。
でもずっと続くことじゃない、こんな時もあって仕方ないよね。
そう言いながら今日も遊ぶ。
もうここにいるって決めて遊んでいたら、ここにたくさんのことがあることに気づいてただただ感謝に尽きます。
自然の中ってすごい。
ずっと寄り添い続けてきたことがふっと効果をそうしたのか、ちょっと大きくなってきた子どもたち、2人で延々に遊んでるんだよね。
去年までずっと「さっこさっこ」とくっついていたけれども今年はじゃあねーって自分たちの基地へ行っちゃう。
寄り添ってきた時間の中でつけたパワーと抜群の安定感で、自分の世界をたのしみはじめたようでおもしろい。
ここんとこあったかくなってきたから出てくる出てくるお友達。
アオダイショウ。ここらにたくさんいます。捕まえて遊んでもらってカゴに入れとくと勝手に逃げていく。
去年動物園に行った時、動物が展示されてるのはあんま楽しくなくて、マムシと毒なしの蛇の見分け方と、クマ(うちの周りにも住んでるので)の観察がよかったなー。
マムシは猫目、アオダイショウは可愛い丸目。網に引っかかっていたのを大ちゃん、助けました。ナイス!!
それからサンショウウオ。
この子は何歳かな。もう数年生きてるんだろうな。バケツに入れといたらにげていったよ。
庭で捕まえたので、そうやって出て行ってくれてお互いにとっていい塩梅なのだと思います。
野生動物を飼う厳しさを知ってるこどもたち、共感力も高いのでだんだん弱っていくのが可哀想で必ず外に逃がします。
ちょっと一緒に遊んでもらって、お世話は森にお任せする。
いいところに住んでるなあっておもいます。
エゾハルゼミも一斉に鳴き始めました。
この子たち、雨が降る数時間前からピタッと泣き止み、あめがかくじつにあがるとなきはじめる。
この子たちがないてればしばらくは雨が降らないってわかるようになった。
虫の知らせってそういうことなんだろうなあ。
生き物がくれる楽しい時間と、きびしさ。
今年はマダニってやつも多くてよく服にくっついててたまに血を吸われます。
マダニは病気を媒介することがあるので、食いつかれないようなるべく気をつけたいし、そこらへんに投げると二酸化炭素や体温に反応してまたくっつくので見つけたら必ず潰さなくちゃならないこと。
牙をぐっと入れて血を吸うので、とるのに失敗して牙が残ったらそこが細菌により化膿したりするので確実に取らなくちゃならないんだよね。
3日前は壁の隙間をブルーシートで塞いでるんだけど(北海道なのにね、笑)、そこからアリが行列作ってて、この時期蟻の侵入はやむを得ないんだけど行列は勘弁と頭をひねる。
ここに住んでる以上、最低限の配慮だよね、って思って殺虫剤は最終手段だと思ってて使いたくない。なのでとうがらしをまいてみたら、2日後からピタリといなくなった、きいたのかな??
森にとって生き物は循環の一部。だからなるべくそれを乱さないように暮らしたいと思うようになった。
人間は家に住む。それだけでどうしても循環の一部から外れる。化学物質で建てた家、必要以上に大きな家を建てることで木材もたくさん使う。そして私も便利さと人間都合の暮らしをしてきたことを気づかされるここでの暮らし。
そんなことも子どもたちと話しながら日々を暮らしています。
子供達だけが自然と接していれば成長するわけではなく、いつも暮らす大人の影響はとても大きいから一緒に成長していこうと思っています。
生き物と接するということ。
捕まえるのに失敗して虫が死んでしまった時に子どもたちが抱いた虫への申し訳ない思いとかなしさ。
共に感じて楽しいことも残念なことも一緒にそこで寄り添う。
そこからの学びによって、私もみづからの成長のチャンスをいただく。
感じて腑に落ちていかないと人は新しいことを学んではいけないものだから。
生き物が動く一年の半分の時間。
私たちの周りは虫も植物もたくさん動き出します。
そうして秋になりもの悲しい静かな空気と共に、冬がやってくる。
虫のなかない、静かな静かな季節。
今年は外で出歩かない分、自然と静かにじっくりと過ごせる。
そんな時間も良かったよね、そう言いながら日々を過ごしています。