日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

お風呂の壁とドア。

素人の山暮らしはですね、夫婦で作業分担しても仕切れないところがあります。

 

私がとっても苦手な家を作る作業。

精密さあるがゆえに、手を出せない。

 

これもさぎょうぶんたんしてましたけども、水道管凍結や、断熱など、限りない仕事量で、旦那さんを待つこと、約2年。

 

相棒のミシンが錆びてきてしまい、もう待てなくなっちゃいましてね。

怒りたいけど、怒るのは間違ってる、って私の中の心が言うんです。

 

ここで暮らして気づいた鉄則がありましてね。

それを私の心が呟くんです。

「文句を言う間に自分でさっさと動け!!」

 

なのでね、超重い腰を上げてやりましたさ。

どうやっていいかなんて考えども考えどもわかなかったので、ええい、もうなんでもいいからやってみろって、私の心が言うんですわ。

 

だから、とりあえず、半分を板で覆って、半分に引き戸をつけることにいたしました。

 

家中の廃材を見て壁用の板をいくつかつなぎ合わせてくっつけましてね、次はドア。

これも板を見つけてきて、取っ手をつけたんですけどね、雨で歪んだ板は引っかかって使えなかったんですわ。

 

だから諦めてやり直し。

また代わりになるものはないか探して歩いていたらですね、ドアの廃材を見つけたので、悪戦苦闘しながらドアノブを外してみたんです。

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そうしてね、取っ手をつけたんですけど、ドアが重くて子供たちが使えないんです。

どこかからいらないキャスター見つけてきて取ってつけてみようと思ったら、運良く見つかってですね、つけたら、たまたまレールまで見つかっちゃって、レールのサイズを合わせて切ることにしたんです。

 

これ、金属なんでね、ノコできれんくて、どうぐもどこにあるのわからなくておもいきっておってみることにしたんです、笑笑。

そしたらなんと、うまく言ってですね。

 

できたんです!!

大工さんびっくりのお風呂まわり。

隙間だらけなのでね、スキマテープとコーキング、布ガムテープで塞ごうと思うのです。

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やっとできたこんなお風呂の壁は、入ってみたら心地よくて旅館に来たような気持ちになって、いやいややったのが嘘のように心地いい。

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やってみるもんですね。

 

大好きな暮らしだけど、好きなことをするには苦労もあるんですね。

 

そしてね、私はみずから名言を心にたたきこまさったんですね。

 

できることは自分でやれ。

できないことはできるようにやれ。

 

自分がやりたいことはそれをつなぎ合わせて、できていくものだと知りました。

そうしてね、改めて旦那さんに感謝をしています。

いつもありがとう。

 

大好きな山暮らしは厳しいです。笑笑。