日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

日々は小さなありがたいことで溢れてる。

今年で終わりかな、そう思いながら旅だったジャングル。ここ数年、今年の学びってのはなくてかんじたことをそのままにかえってくることがわたしの日々でした。


言葉にして伝えたいこと、っていう強い思いが減って来て、自分に伝えたいことがあったとしたら言葉ではなく自ら溢れるもので伝わっていくしかないと思っているから。


そして明後日ここを旅立つ。3週間という時間はあっという間。土の上で暮らす日々。仲間と暮らす日々。その中でも自分のペースを大事にして生きて行く時間。


英語が得意でないわたしは、言葉で理解してもらうことより、自分から溢れるもので自分を理解してもらうしかないと思うから、自分に素直にまっすぐにやって来たつもり。いい仲間に囲まれっぱなしだった、3週間。わたしたちとの別れを惜しんでくれるタイの友人家族。


ここで感じたことは今年もあふれんばかりでした。
毎日水が出ることに感謝し、幸せかい?って聞いてくれる仲間に感謝し、一緒に楽しんで暮らしてる家族に感謝して、小さなありがとうに溢れる日々はわたしからグチという習慣を手放させてくれた。小さなグチを言うより、いまのじぶんにいしょうけんめいになったほいがいい。小さなありがたいが目に見えるから、家族に対して愚痴りたい気持ちがわいてこない。


小さなありがたいが詰まってる日常。この日々を楽しむために自分はどう生きたらいいだろう、その問いに尽きる。


水をやまからひいて、食べ物を得る畑を作って、土壁でキッチンを作る。この日々はとても、とても、いそがしい。でも無理もしない。暮らしがどうしたら気持ちよく回るか、考えながら暮らしてる。小さな我が子もそこに想いを巡らせ、自ら動いてくれる。誰かに想いを巡らせ、動くことは自分の幸せにつながって行く。想いが伝わり、大きくなって帰ってくるから。その喜びでまたこちらも優しい気持ちになる。


わたしにとって暮らしに時間をかけるということはそういうこと。家族が暮らしの中での自分の仕事をかんがえてうごいてくれてる。そして日に日に愛しくかけがえのないつながりになる。


わたしがここでまなんだこと。引き継げるように自分の体に刻み込む。


自分を大事に、自分の日々を大事にする。


心の病を患うひとが減って行くことを願う。自分を傷つける子どもが減って行くことを願う。
誰かに評価されるために私たちは生きてるんじゃ、きっとない。
生きるためのダイレクトな暮らしはそれをわたしに教えてくれました。


ここを出て、また違う山にある友人ファームに旅に出ます。とは言っても予定を変え、ファーム滞在を伸ばしました。観光とは無縁だった我が家、ちょっとどっかによってろうかとおもったけど、優しい人との暮らしの中で得るものの方が、自分たちの人生を豊かにしてくれる。自分の人生がもっと豊かになるように、自分たちの暮らしを作りたいから。

 

ココナッツオイルを作ります。

一つのココナッツから取れるオイルは大さじ二杯ほど。市場で出回ってる労働量に対してオイルがどれだけ安いかを感じています。

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