日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

少しの間、家族が増えます、の巻。

今日はのんびりデイ。

と入っても、今はここでみんなのお母ちゃん役なのでキッチンとひとしきり全体を見回しつつ好きなことも。

 

子どもたちは旦那さんと川に泳ぎに出かけることにしたので送り出して、あしたからくるニューゲストの準備。

と入ってもあしたからくるのは私たちを頼ってきてくれる中学生の男の子。

はからずもわがやにかぞくがふえる、笑。

ご家族が前日に寿司で「世界一のお兄ちゃん、いってらっしゃい会」をしたそうでいい家族ですねー。

 

魔女は13歳になったら1人だちをするんです。(by魔女の宅急便)

 

彼を思うといつもこのシーンが湧き出てくる。

昨日日本を飛び出し始めての海外に一人旅。

たくさんのワクワクと不安を抱えつつ、いってみたいという自分の意思を信じて札幌からバンコクへ。

バンコクから12時間のバスに乗ってここまでやってくる。

 

わたしが彼に出会たのは打ち合わせに来た1日だけ。

でもうちの旦那さんを頼って冒険しようと決めたらしい。

彼と話をしたその時に、わたしは2週間、うちの息子として迎えようと決めた。

 

不安を超えて、自分を信じてここまでくる時間、ここにきて私たちといても何が起こるかはわからない。

日本を出て経験することって不思議で、何かを超える必要が出た時、初めてあったのに家族のようにお互いを思い合い、支え合う関係になる。

家族はさらにぎゅっとなり、かけがえのない存在になり、友達ですらかけがえのない家族になる。去年ここで過ごした人との時間がそうだった。

だからわたしは想像してる。

彼が2週間、私たちと異国の地で過ごすと決めた以上、家族として受け入れる存在だと。

 

彼が家族に見送られ、空港に入るとき、おかあさんが号泣したそうで、彼はそんなお母さんにますます思いを強くしたろうな、いいけいけんさせてもらってるね、と想像してる。

 

彼が超えてくる道のりをお母さんの思いを引き継ぐように待ってる。

彼の達成感を希望に、ただただ待ってる。

 

自分で超えた時間の中で、自分がもっと好きになり、信じ続けられるようになる。

お母さんとお父さんとともに暮らして守られた暮らしの中で、旅立たせてもらった経験。安心感を土台に、挑戦をする。男の子だしね、冒険したいよね。

たくさんの人の優しさにも触れてくるんだろうな、そうおもう。

 

わたしたちと過ごした時間が彼の人生をわずかでも支えてくれたらいいな、そう思いながら2週間ほど家族が増えます。

大ちゃんにとってはお兄ちゃん。たくさん遊んでもらうんだろうな。

 

彼は今は不登校なわけでも、何かに大きくつまづいてるわけでもないとおもう。

 

でも、私たち家族で旅をして思うことがある。

親として子供との関係につまづいた時、一緒に旅に出たらいいとおもう。

 

少し長めの、アドベンチャーな旅。そこで一緒に笑って不思議がって、ホテルではなく、ゲストハウスにでもとまって、若い人や旅が好きな人と過ごす。そこで自分たちの常識が常識でないことを知る。

 

海外もそうでね。自分の常識が小さな常識に過ぎなくて、常識、マナーって何だろうって思う。

わたしは今一つの答えがある。常識やマナーは相手を思うことから生まれた優しさと誠意なんじゃないかと。だから誰かから教えられた常識は自分が取り入れるべき自分にとっての常識なのかを考える。そんなことをくるくる考えて、旅人と話してるうちに、自分とは何か、自分は何を苦しんでて、どういきたいのかをふと考える。

自分なんてではなくて、誰かが楽しむ姿に自分の気持ちが近づいた時、トンネルの先があるかもしれないってふっと思う。

 

親子でつまづいたらおやこでいったらいい。

1週間、泊まる場所も決めずに出かけてもたら、会話も生まれてくると思うから。

お互いの本音が怒りではなく出てくるはずだから。

親は子供に一方的に求めていた期待にきづくかもしれない。

子どもは家族っていい、ってきづくかもしれない。

 

私たちは海外に出たことでいろんな不安にぶつかった。

不安を1人で背負おうとした旦那さんに気づき、根拠のない多分大丈夫を連発したわたし。

目の前の景色を楽しんでる子供達。

それぞれが家族で越えるための役割りを果たしてたことを知ってお互いにグッと愛しくなり、ちかづいた。

ともに喜びも不安も超えるってそういうことなんだと思った。

 

大人も子供もなくそれぞれが支え合ってる存在なのだと知った。

自分がどんな家族になりたいかを考えるようになった。

たくさんの気づきをこうしてもらってる。

 

わたしがこどものころ、じぶんはいつもきえてしまいたいとおもってた。

それを思いながら我が子にはそんな思いをさせたくないと心から願う。

私たちと出会ってくれた人にも心からそれを願う。

 

自分はかけがえのない優しい存在であり、過去を受け入れ、自分の生きて行きたい毎日を、これからを、自分で作り出していける才能があることをわたし自身が忘れないようにする事で誰かにそれをつないでいけたらいいなと思う。

 

我が子にも自分を大切にしてともに暮らしている間にたくさんの経験をしてもらいたいなと思う。

それを見守れるお母ちゃんでいたい。

 

楽しもうね、3人の子供たち☺️、いえい!(すっかりお母ちゃん気分、笑!)

 

日本を飛び出した世界一のお兄ちゃんを2週間ほど受け入れる部屋。綺麗に整えて待ってるぞーい!

 

そして今日も収穫を。

これはターメリック

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これはタイジンジャー。

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これはロザリオフラワーのお花。干してお茶にするのん。

今年のお土産は手作りオーガニックハーブティー

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