日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

ライフラインがないってなんだろう。。

山から管をつなげて水を引いてくる。

火はまきでおこす。

電気は必要な分だけソーラーで。

椅子が必要なら時間をかけて手で作って。

 

うーん。究極にスローに物事が進む暮らし、かな。

でも家事には大して時間をかけません。その方がまきもキープできるから。

料理は素早く簡単に。洗濯も同じ。そうして水もキープ。

 

これがいい!って言ってるように聞こえるかもしれないけど、わたしはただこういう暮らし方が好きなだけなんだとおもう。

環境にいいとか、これからの地球のためにとか、子どもたちのために、ではなくて、こういうのが好きなだけ、なんでしょうね。

 

で、考えてみたらまあ、どちらかというと消費しすぎるよりは、ずっとこちらの方が未来にゴミは残さないだろうとも思います。

 

ライフラインがないくらし。

水を引いてきました。

これはすごくありがたい。うちで水が使えるだけで、ありがたいと思います。水は命の源。水源は神様の泉だと子どもたちと話しています。八百万の神のそんざいを家族みんなで感じながら暮らしているので何かあるとこゆや、だいちゃんも、ボソボソつぶやきます。神様、明日は雨が降りませんように。お風呂が治りますように。何かの力が働くことを、感じずにいられない日々、子どもたちも同じみたい。

 

火を起こすために薪を集めます。

小さなソーラーパネルも使うし、脱穀のために水力も使ってます。

手の込んだご飯は作れません。

たくさんの揚げ物は火の調整が大変だし、クッキーなんて作れません。おやつはバナナ、野菜。残ったご飯。

 

冷蔵庫がないから作り置きもできません。

だから簡単調理。にんにく入れて油で炒めて醤油で味付け。スープもそんな感じ。後は蒸し野菜かなまで食べちゃう。

うちでゴミを燃やしたくないからなるべくビニールはもらってこないし、トイレも燃やすのがめんどくさいからティッシュは使わない。

のこったおきびは常にお茶を沸かしておく。いつでもレモングラスティが飲める。蚊除けにいいんですよね。

虫除けと薬を兼ねて生のにんにくとハーブを食事でいただく。

寒かった朝はジンジャーティを飲んで朝から身体を整えて。

 

洗濯すればお日様が乾かしてくれる。

布団を干せば殺菌。

お腹を壊せば炭を飲んでデトックス

風の音でリラックス。CDかけなくてもリラックス。

野宿も捨てたもんじゃないです。

 

ここから離れた暮らしがストレスを生んだというのは多分本当だと思います。

自然にそう暮らしが安心を呼んでストレスから離れて行くかんじかな。

自分がだいぶ怒らない人になった、笑。

 

ライフラインのない暮らしができるのがすごいとか、偉いとかそういうことじゃなくてね。

気持ちがいい。

そう感じるから興味があるなら是非経験してみることをおすすめします。自分がどういう環境が好きなのかがわかるから。自分がどんな人間なのかがゆっくりわかるから。

自然は自分の本当の姿を引き出してくれるとおもいます。

 

ライフラインのない暮らしをすることで、自分がどんな世界にいるのかが見えてくる。

今までの何十倍もの感謝が沸くことで、自分が満たされ、生きることに余裕が出てくる気がするのです。自分が満たされる心地よさ、アウトドアではなく、暮らしとして経験してみること。アウトドアはイベントだけど、暮らしは、感覚に訴えてくれるので自然と身体と心がかわってゆくきがします。暮らしてるだけでかわってゆく。

 

ライフラインがない暮らしというのは不便ではなく、自分の暮らしを心から満たしてくれるものだと思います。自分が必要だと思うことだからこそ体力を使い、暮らしをしやすく変えて行く。わずかずつ変わって行く暮らしはたくさんの感性を開き、気づきをくれます。

でもたった一人ではじめたらそれはきびしいこと。共に歩き始めてくれる家族や仲間がいてそこから少しずつ無理なく、気づいていたらこうなってた。という流れが自然なのでしょうね。

 

楽しみ、アイデアを出し合いながら、戦わずに築き上げて行く。

ここのスローな暮らしが大好きです。

 

でもどこでもできる暮らしではないのでしょうね。

暮らしの中心に仕事がある現代では難しいことなのだと思います。

どうしたらこんな気持ちのいい生き方ができるのだろう。

ライフラインがあるとか、ないとか、というより、自分たちにとって矛盾のない気持ちのいい暮らしをしたいと思って、家族で生き方を研究中です。

 

遊んで食べて、寝てるような暮らしがここにあります、笑。

多分瞑想もヨガもいらない暮らしだと思います。

うちの前の落ち葉を時間をかけて履き続けるのも瞑想、明け方火をみながらお茶を沸かして飲むのも瞑想。ただぼーっと無心でいられる時間がここにはたくさんある。

 

私たちの歩き始めた第一歩がライフラインのない暮らしだったわけですが、面白くて、気持ちよくて、今でもやめられないでいま、ここにいたります。

今年はのほほーんと楽しんでます。

 

さてナタをもう少し使いこなしたいからなたであそんできますかー。。な、5日目。

 

見下ろす山の景色。

山の真ん中にある私たちの暮らし。

ここには沢山の癒しがあります。

人間は動物、なんだよなあ。

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