日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

クリスマス。2018。

こゆがサンタさんからスケートのチケットをもらったのでアイスアリーナへいってきました。

ここ数年、タイでのクリスマス、ヨーロッパの人たちがパーティしてくれていてね、三年ぶりのクリスマス、イン ジャパン。

 

うちはクリスチャンじゃないからサンタさんは来ないと思います、って言ってたんだけど、24日の寝る直前、サンタさんくるかもしれないから玄関を綺麗にしておこうと掃除をはじめただいちゃん。

きっとそのつぶやきが聞こえたんだね、笑。

 

サンタさん、日本語があまりわからないからって、これでいってきてね、って千円札を靴下に入れてってくれたそうです、笑笑。ウチにはモノより思い出を選んでくれたのかー。サンタさん、ありがとう。

 

ちなみに大ちゃんはテレビ塔の10パーセント割引と千円札。日本語わからないはずなのに、サンタさんも、インターネットの時代なのかしら、と大ちゃんに話すも、気にならなかったらしい。もちろん二人とも、来ないと思ってたから大喜び。

 

スケートについて張り切って借りた靴でリンクに向かうこゆ。

 

アナ雪の影響でスケートが気になっていて22日あたりにいってみたいなーっていってて、もう5歳だし、何かの興味につながっていくかも、とでかけてみました。

リンクにむかうこゆみて子供に寄り添うことを改めて感じてました。

 

リンクにたち、手すりにつかまり、そろそろしつつも、すごいやる気。

小学生以来のわたしのスケートよりも確実に上達していくこゆにすごいなあと思いました。

自分があまりにできないから、こうやったらいいよ、とか一言もアドバイスなんてしなかったわたし。自分が怪我せずいることで精一杯だった、笑。

 

んで、1時間後、休憩を挟んでいきなり、こゆ、もうだいじょうぶだから真ん中まで行ってくるよー、と支えなしで滑って行きます。氷の上であまりに楽しそうにしてるからか、数人のお客さんがあの子小さいのに上手だよーって言ってくれてました。わたしより上手な6歳くらいの男の子たちもあの子上手だねーなんて言ってくれた彼らも可愛かった^_^

子供のこういう素直さって素敵だなって思う。悔しがるわけでもなく素直にすごいね、って言い合える心。

 

んで、2時間近くなりめちゃめちゃ転ぶようになったのでそろそろつかれたしょ、あがろう、とリンクを上がりました。

んで、ふときょういちにちを振り返る。

わたし、できなくてよかったな。

一言もアドバイスできなかった=余計なことを1つも言わなかったということだなって思いました。

たぶん、彼女は自分で周りの人を見て色々試し学んでいたのだろうと感じています。

たしかに教えようとしている親御さんもいらしたし、自分が下手にできていたらわたしもおしえていたとおもうのです。そういえば、教えてもらっていたお子さん、怖いからヤダって言い張って楽しくなさそうだったな。ほら、あの子は上手だよって励まされて、こうしたらできるっておしえられても同じようにはできないから怖い思いは消えないよね。自分のペースでいくほうが怖くないことから進んでいけるからいいのかもしれない。

 

そんな姿を見せてもらって、こゆのすがたもみて、わたしが学びました。

自分がつい余計なこと言っちゃうなって思って振り返るようにしてきてたけど、ここでまた、本人のこういう経験を奪っちゃうことになるのかもしれない、と自分のしてきたことを1つ、整理できたように思います。

 

その人の経験をうばわないこと。

こどものうしろをみまもりながらついていくこと。

伝えたいことはことばでつたえるのではなく、自分の行動から溢れるように自分が日々を生きて行くこと。それがきっと後ろ姿をみせるということ。

でも彼らが必要としてくれてる間はそばにいること。

 

できたことが嬉しい、こゆがすべるうしろすがたをみながら気づいたことでした。

こゆもわたしも今日もまたすっと成長した気がします。

人に褒められることではなく、自分の成長に満足して生きて行くこと、自分よりできない人を怒るのではなく、その人なりの成長を見て一緒に喜べること。

寄り添ってもらったぶん、寄り添える人になれるほうがきっと生きることが楽しい、そんな気がしています。

 

次の日は吹雪という予報だったのですが、本人の強い希望によりもう一度リンクへ。

いいタイミングで寄り添えたのかな、と彼女のそんな姿を見てほっと胸をなでおろしました。

 

いつも学びをありがとう。