日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

もうじき大ちゃんハーフ成人式。

真っ暗の山の家、車も持たずお留守番。そばに住む五郎さんご夫婦も珍しく外泊なので、二人で過ごした初めての夜。

 

明るいうちに全てすませて布団に入って寝ただけなんですけどもね。

四人で過ごすテントに男子二人がいないと200ワット下がるからかちょっと寒い。

本当に人間のワット数、重要なテント暮らし。

 

ネズミ侵入経路を塞ぐ仕事の次は防寒対策。廃材置き場から焚き付けになるもの、小さめのものを拾ってきて、よるに備えます。

隙間だらけの家は想像以上の寒さで、薪ストーブを焚いてもすぐに熱が逃げていき冷えるのです。だからたきつづけるしかなくてね、とりあえず枝も廃材も集めまくる。

そうしてあとは、こゆとすごすじかん。

二人でお絵描きしたり、風になる練習したり、こゆもいっしょに一輪車に乗せて廃材運びし、そのままうちの周りを走り回ったり。

 

んでね、思うこと。

こう言う時間を過ごすために私は外に働きに行かずここにいるんだなって。

こゆや大ちゃんが、今、したいことを私に相談する時、ついちょっと待って今はこれ先にやりたい、って自分の要求をまず口にしてしまうことも多いけど、多分共に過ごす時間は本当にわずかな時間。

おばあちゃんと接することの多い私は、この方達から一番よく聞く言葉をからだにきざんでいます。

 

大変でしょう。早く一人の時間が欲しいなって思いでしょう。でもね、今が一番いい時だよお!!

子どもたちと過ごす時間は本当に楽しかったから!!

 

もう何十人から聞いたでしょう。

わたし、おばあちゃんの話を聞くのが嫌いじゃない人間でよかったーって思います。

子供との時間を大切にしようって今、気づかせてもらってるから。早く一人の時間が欲しいなって思わないから。望んで恵まれた子供との時間を大切にしたいって意識できるから。

 

週末、まちにまっったこゆと、東京に行く飛行機になります。

嬉しそうに大ちゃんと再会するこゆ。

札幌から東京にいったのに、東京で待つ大ちゃんにお土産買わなくちゃって、ばあちゃんにもらったお小遣い大事に持ってきて空港でお土産を買い込み、乗り込んでいました。(自分の大好きなチーズをかって、これはお土産だからちょうだいって言わないんだーって言いながら。多分もらえないとすねるんだろうな。かわいくてわらえます)

 

ちいさな子供と過ごすこの時間は、人を大好きになる、大事にする、って言うことを日々の中で、体験させてもらえる、生き方を学ぶ時間じゃないかっておもうのです。

子育てではなくて、育ててもらってるのは私の心の方。子どもたちの柔らかさは、まっすぐさは、暖かさは本当にすごいのです。平和ってなんだろうって一番伝えてくれてるのは小さな子供達。

お金をかけずともどこかに行かずとも、こんなに哲学でありスピリチュアルでありまなばせてくれる存在。

 

自分のイライラ、悲しみ、、気分の波。

いまの自分のこころと向き合うこと、こどものころのすごしかた、自分の育ち方と向き合うことのなかに、子どもたちは大人を引っ張って行ってくれるように思います。

 

それってね、実は苦しいこともたくさんある。

誰かからされた嫌なことを思い出したり、自分が自分の親からされてきた嫌なことをしてることに気づいて愕然としちゃったり、すごくくるしい。

多分、一人だったら忙しさで紛らわせてた部分から、生々しく、その部分を引っ張り出して、自分飲みたくない部分とも向き合わないと、子供とはいい関係を作っていくには難しい。

誰しも、100パーセント幸せしかなかったわけではないから。

 

でもね、子どもたちは大人に優しさを向ける中でそう言うことを投げかけてくれているのだと思った時に、どんなカウンセラーよりも寄り添ってくれてる、幼子の神様のようなすごさを感じるんですよね。

 

なんかしゅうきょうみたいになっちゃうけども、母として、子どもと向き合う中で、自分を変えたいと本気で思った時の変わる力は、どんなセミナーにも叶わない命がけのものになる。

 

だから私は本気で子供達との今を過ごしています。

なるべく共の時間を刻みながら。

 

大ちゃんが昨日、東京を満喫しながら口にしてくれました。

「一緒にいてくれてありがとう。色々させてくれてありがとう。大ちゃんは幸せだなー。」

 

明日は結婚式ですか????

と言うような言葉にジーンと泣けてきた私。

少しずつだけど母として人として自分を超えてきてよかった。今も色々あるけれど、いまも超えつづけようとするじぶんでいてよかった。まだまだ自分の小ささも感じた瞬間だったけどね。

やっぱり子供達には敵わない。

 

東京で旦那さんといろんな大人の方々にあった大ちゃん。

多くの方々が、大ちゃんと丁寧に接し、共に過ごす時間を大事にしてくれたそうです。

その心地よさを感じるから毎日旦那さんについて誰かに会いに行く大ちゃん。

思い込みで誰かを否定することのない大ちゃんの今のあり方に、私は、また学びをもらっています。

だから彼自身も愛されるのだろうなあって。

その方の豊かな部分を見せてもらってきた大ちゃんのこの一週間は何倍にもなって彼の中で育って行くのだろうな。

 

多くの方に感謝をしても仕切れません。

ありがとうございます。

私も暖かさを持った人間であれるよう努力を続けようと思います。

人はいつまでも変わって行く。経験によって。自分も相手も。

その時点のその一点が全てなわけではない。

 

それを忘れちゃならないね、と自分に刻んだこの出来事。

つい、忘れてしまうから。

 

じいちゃんにあいに行ったついでに数泊。

いつものように子供たちになるべくよりそう。

東武博物館で電車を見たかったそうで、滞在2時間、往復3時間。

f:id:yurukkosae:20181119072421j:image

それでも楽しかったんだって。

私は吉祥寺の生地屋さんに行きたかったのだけ心静かにして優先順位を選んだら、心の中の自分が子どもたちのやりたいことをとった。

私の自己満足の時間がこどもたちふたりのこれからの希望に変わって感じが嬉しくて、やっぱりそう決めてよかったってじぶんにおもう。

 

子供たちの心を、100%は満たせない、でもできることをやればそれでいいんじゃないか、そう思うから今日もそうしてしまう自分がいる。

20年経ったら思うだろうか、あの頃もよかったなって。

そうして孫の顔見て笑ってられる自分がいたらいいな。

 

これが今日の私の、私はどうしたいのか。

子供達のためじゃない、彼らも楽しんでくれたって事実はついてきたものにすぎなくて、結局は自分のためにやってるんだよね。

喜んでくれるのが、うれしい!!!