山暮らしひと月。身体の変化でかんじること。
昨日の続きを。
国道まで4キロの山に住み始めた私たち。
大ちゃんの学校も国道のそば、よんきろのみちのりです。
でもね、昔はね、4キロくらい歩いて学校に行くのも当たり前だったそうです。
それにくわえてね、毎朝、自分ちのカメに満タンになるまで水を汲むのが子供の仕事だったそうです。
それ以外の仕事もあるだろうし、遊んでかなりの運動量だったのでしょう。
昔に戻ったらいい、そう、極端に思ってるわけではないけれど、それだけの運動量をこなして来たから
私の周りにいる先輩たちは80歳をすぎても、元気に笑い、はなし、シャキッと動いているのではないかと思うのです。
ジムでは長続きしない私がここで暮らすことで動く必要に迫られてるこのひと月。
アパートではだるくてゴロゴロしっぱなしだった身体が、このひと月で毎日動いてくれています。
何故だかわからないけれど多分、自然の力、この空気と、水と、微生物たちの力だとしか言いようがない、感じです。
あ、あと、冬を越えられるように家を整えなきゃという命のかかったことが目の前にあるから、笑。
ここは思っていた以上に、私たちにとって山の中の暮らしでした。ペーパードライバーの私が車を運転できるようになるのも一つの方法だけど、国道に出てバスに乗るまでの4キロの道程を歩ける身体になることもいいかもしれない、と思っています。
身体が動けることが、すべての基礎だと最近つくづく感じているので、子供達と一緒にまずがここで身体を作り直してみようと思います。
車はそれから考えてもきっと遅くない。
からだのだるさにくわえて、しせいのわるさや、骨盤が緩くて内蔵がさがってる感じが今でもあるのですが、ここでは日常で山の傾斜を登って野菜を取りに行ったりせんたく部屋に行ったりが日常で、今までは体操をして、内臓を下げないように筋肉の運動をしていたのだけれど、今は坂道を歩きながら、ぐっと力を入れる感覚がわかるようになりました。
アパートでめんどくさがって体操したり忘れたり、を繰り返していたころとちがって、確実に体幹がわずかながら変わり始めてることを感じています。人の身体は動物ですね。野山での暮らしをすることで、本来の身体の力を発揮できていたのかもしれない、と思わずに入られません。
整体師さんに頼るばかりではない(時には頼ってもいいと思っています。でも、いずれは自分で自分の身体をケアできるように、それをめざしているので。)くらし、お医者様に頼るばかりではない暮らしをしていけたらいいなってやんわりと思っています。
自然の中での暮らしが、身体が自ら自己調整へと導いてくれてる、そんな感覚の今日この頃。
小さな頃から運動もせずに、精神的にもストレスを抱えてばかりいて頑張ってくれた私の身体がどこまで変わって行くのか、今の私には想像もできません。
でも五郎さんの奥さんが50歳で農家さんになって身体が変わったって言っていたその言葉を希望に、まずは一年後の自分を楽しみに今を過ごしています。
さしあたってのここでの熊さん対策にポケットラジオは必需品。
熊鈴より、もっとしっかりした対策が必要なここでのくらしです。
カナチョロ、クワガタ、青大将。ここでは日常的に共に暮らす友達です。とは行ってもマムシもいるそうな。こどもたち、人生の先輩に聞いて直接学んでます。すばらしいことだよな。