日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

畑仕事の週末、1日目。

野菜を作ることがどれだけ大変か、ってわかった。

 

一年分の野菜を作るために、畑のお世話をすること。

これ、子どもたちが小さい一人じゃ無理だ。

だから昔は大家族だったんだろうな。

今は核家族だから自分たちで生活回せない、けど大家族の大変さはないよね。

 

一年に渡って野菜が取れるように、(北海道は冬までに野菜が確保できるように、)、種から苗を育て、路地に植え替え、芽かき、支柱たてをし、雑草を抜く。

時間さえあれば雑草を抜かないと育たない。

そして収穫。嬉しい収穫だけど、ここにまだ住んでないので、お世話で忙しく正直、収穫が追いついてない。

天候にも左右され、大雨じゃどうしようもなく、ぴーかんになれてたら、早朝じゃないとつんだとたんしおれる。かていようならいいけど、農家さんのように出荷用だと数も多いし、そうはいかないんだな、ってわかる。

 

日本は農薬大国らしい。

本当かはよくわからないけど、農家さんが摘み取ったキャベツに虫がいると、消毒しといて、って言われるらしい。これってポストハーベスト、だよね。輸入物じゃなくてもポストハーベストとは、、、、、。

 

でもこれは農家さんのせいでも業者さんのせいでも、ないとおもう。消費者のせい、かもしれないけど、スーパーでお野菜を買うのが当たり前すぎて、「知る」入り口がない私にはどうしようもない気もする。

 

そうして、ふと、気づいたことがある。

一度でいい、自分はどうやって暮らしがなってるのか、子どもと学んだらいいのかもしれないって。

だから今おじいちゃんたちに教えてもらう、という生き方になった。

また極端な選択だけどね、笑。

うちの場合は生活の仕方を変えることにした。

昔の暮らしに近いものを経験してみること。

 

そうして気づいたことがたくさんある。

まずは野菜のこと。

自然農法で、一家の一年分をえるのは半端ない忍耐(野菜がなるのを待つこと)と労力、大きな土地が必要だって現実も。

これを安く手に入れたい消費者に売っていたら、農家さんの暮らしは全くもって成り立たない。

 

スーパーのお野菜をあの値段で売るには農薬と化学肥料を使わないと到底無理なのだと思います。雑草は今年みたいな天候の日でもグングン伸びてくるしね。

「雑草のように、、。」

というけれどわたしは雑草がこんなにも、こんなにも強いだなんて知らなかった。昔の言葉の意味が今の暮らし方に変わったことにより、理解できなくなってることってたくさんあるのだろうなってふと気付きました。

 

そんなこんなで、わたしは自分がどうやって暮らしているのか知りたいって思っています。

そしてね、子どもたちにも知ってもらいたいと。

それも、自分がどう生きて生きたいか考えるヒントになると思うのです。

 

トトロのメイちゃんとさつきちゃんと住む家にタイムスリップしたような、リアル北の国からなのか、リアルトトロなのか、って感じです。

 

暮らしで忙しくなり、いつも子どもたちにあわせるというわけには今は行かなくなった。街だとうちの外で出ると車も多いし、子どもたちに合わせるほうが寄り添えると思ってきたけれども、自然の中に入れたら毎日発見と出会い。大自然が先生、そういう中に身を置いて彼らが自分で楽しみ方を見つけて行ってます。これからもっと見つけていけるんだろうなと思ってます。

子どもの方が柔軟だから私たちが新しい暮らしになれる方が時間かかるんだろうな。

 

梅仕事が今年もようやく終了。

関東は7月のはシソの季節のなるけれど北海道は遅いので、近頃梅干しにシソを入れなくなりました。

だってね、梅そのものがフルーティで美味しいから、シソ入れなくても十分。それにね、赤みはお天道様に当てると一気に色づくの。

 

これ、干す前ね。でもことしはちょっとかぶけさせちゃったから6月にちょっと風に当てたのでほんのりあかみをおびてる。

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ほら、これ、干した後。もういちにちほしたからもっと赤くなりました。

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梅のフルーティさが勿体無いのでわたしはもうシソ入れることないかも。

今年でお味噌と同じ、梅仕事も10年。減塩にトライしたり、青梅、完熟梅でつけてみたり、いろいろやってみて、自分の作り方がようやっと定まってきました。

 

 

色々失敗もしたけど、それがあったからいまがあって。私の講座にきてくれた方にカビないようにつけ方をお伝えするけれど、私は失敗する経験って貴重だと思ってます。次から失敗しない方法が自分でわかるし、その残念感を経験してるからコツを多分忘れない。

 

失敗はラッキーだと思います。なんて言っちゃってます、笑。失敗しても好きなら続けるから、続けるなら失敗しておいた方が上手くなる。

昔から引き継がれてるものって、失敗してもちゃんとお世話したり様子みたりしてあげて入れば、対処できることが多いみたいなのです。(私の実感として。)ちょっとくらいじゃカビても食べれちゃうから、対処不能って判断すればそのじてんでたべてしまえばよくて。

 

お味噌もそうだし、梅ジュースも火にかけたりしちゃえば結構いけちゃう。その経験があれば次の失敗は怖くないしね。

ただ様子を見てあげることだけは忘れずにね。

 

今年は体調不良でうちわでしかできなかったけど来年また梅仕事講座やろうと思います。

作って見たい、って思った時が神様がくれたチャンス。来年そんな方がいたら声かけてください。

 

自分が母になって、お母さんである今こそ、作りたいものだなって思うのに、講座はチビちゃん連れて行くのは気疲れすることが多いと思いなって感じていました。四歳児連れて講座に行っても子どもの気をそらすのに疲れて結局イライラしちゃって。自分にも子どもにもよくないよね、って講座に行ってた上の子の頃はいつも思ってました。(それならば子どもにあわせる方がお互いに無理がないので子どもたちが小さい今はほとんど行かないです。)

 

そんな経験生かして、お母さんのためのお味噌仕込みのお手伝い、梅干し作りのお手伝いをするのが、最近始めた裏稼業です、笑笑。子どもさんのコンディションに合わせて日にち決めて一緒にうちに来てもらってやったらいいなあっておもってます。

お母さんが作った自家製の保存食、発酵調味料はオーダーメイドの家族の薬になります。何より自分でこうして時間をかけて作ったものの美味しいこと、たのしいこと。

もしやりたい、って方がいればお手伝いします、って名刺でもそのうち作るかなあ。

お味噌だけでもうちにストックがあると結構安心だったりして、お味噌の消費量の多い我が家は、今年既に、30キロ仕込んでます。とは言っても、2年熟成させたいものもあるからギリギリの量なんだけどね。

 

マヨネーズとケチャップ、ソース、使わない分消費量が多いのかな??

 

今年のウメちゃんたち。3年熟成、できるかなあ。。20キロつけたけど、もう少しあったらよかったな。小分けにしてぼちぼち開けて行くと、ツボから取り出す手間いらず。

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