我が家のシェフ。
今朝は七味唐辛子ならぬ四味唐辛子をつくる大ちゃん。
本当に、本当に好きなんですねえ。
昨夜は手打ちうどん。
もちろん、大ちゃんシェフの手打ちです。
トッピングはレタス、きゅうり、うめぼしでした。
あ、つゆも手作り。
しいたけだしとお醤油で。
うまく伸ばせないんだけど、やってーと言われたけど、いいんじゃない?と言い続け、自分なりに工夫して麺を切るとこまで終えた大ちゃん。湯を沸かして茹でて盛り付け決めて。相変わらず彼のセンスは素晴らしい。
麺だけ、ではなくバランスを考えてくれるのです。
わい、いただきまーす。
薄くなりすぎたらしいのだけど食べやすくて美味しい。
丁寧に包丁を入れただけあって、繊細にきれていて、めんにつゆがからんでさいこうにおいしい。
何を作っても美味しい大ちゃんのお料理。
こんなに彼がお料理が好き、とわかったので、遠くないうちに私の料理アンド人生の師匠に会いに行かなきゃかなって思ってます。
結婚式をしたフランス料理のレストランの料理長。
その方にフランス料理をとおして料理の技術を習いました。けれどももっと大切なことを教えていただいていました。今私の身体にしみいっている基本調味料は本物を使うこと、大切に育てられたものをその人から直接分けてもらうこと、人と人が優しい気持ちで生きて行くことをはじめにその方が教えてくれたのだと、今改めて感じているのです。
料理長みずから全国回って生産者さんに会い、その人のかおみて話をきいて、食材を直接分けてもらう手配をするのです。そしてね、これが欲しいと思ったら、値段を聞かず、ひとケースください!と言うそうです。
すごいなーって思っていたけど、今、その料理長はそのお金で何を買っていたのかがわかるような気がします。たぶん、その方の生き方がすごい、って感動した思いにお金を払ったのだと思うのです。
生産者さんが心を込めて人生かけてやってるそのことに敬意を示し、お金というものに変えただけなのだろうと感じています。とっても愛を感じて、自分はこの料理長から愛を、いきかたを学んでいたのかもしれない、と感じているのです。
だからあのお料理が、心からワクワクして、幸せになる美味しさだったのだろうと思います。
生産者さんの愛と、料理を作る人の愛、これが合体して美味しくないわけないですものね。
お料理が好き。そんな大ちゃんがこの料理長のことを思い出させてくれました。
人生、いつなにがおこるかわからない。だから遠くないうちにあのレストランのお料理をたべに、料理長さんに感謝の気持ちを伝えに行こうと思っています。
最近思ってることがあります。私が我が子に出来ることを一つ見つけました。
好きなことを大事にして生きている、我が子とそんな人に会いに行くこと。
お料理が好き、自分の人生を大事にしてる、わずかでもいい、そんな人に会って大ちゃんの生きる楽しみが、大きくなる希望が膨らんでくれたらと思うのです。
私が育ってきたような当たり前のレールを生きていない彼に私が残せるもの。
もちろん小さいうちは私も寄り添いたいとおもうけれど、いつか私の寄り添える範囲をこえ彼自身の力で、ほかの肩の力を借りながら自分のレールを作り上げて行く日が来るのだと思うと、その時に、彼が自分のアイデア、人様との繋がり、自分がどう生きて行きたいか、全てを集結できるように、そうして幸せに生きていけるようになってもらいたいなっておもうのです。
彼がこれからいろんなことに挑戦して失敗もして(失敗なんてないのだと思うけれど)たくさんの経験をして行く時間を持ってもらいたいから、もうきっと、私が母としてもまよってる時間もあまりないのだろうなと最近感じています。
大事だって思ったら私が動く。そうして彼が必要なものを自分でつまんで行ってくれるのかな、そんな感じもしています。
私が我が子とともに生きた時間、どれだけ彼の希望に貢献できるか、寄り添えるか、母としての自分の育ちにも期待していこう。くじけてる暇はない。
大ちゃんとこゆがわたしよりすこしでも幸せに生きることができたなら、子孫の未来はもっと幸せになって行く。私と旦那さんが幸せに生きたなら、周りの人たちにも笑顔になってもらえるかもしれない。
人生1秒でも幸せは多いほうがいい。
自分の平和は家族の平和。家族の平和は世界平和。
今日も平和でいよう!とおもう雨の続く1日。
蝦夷梅雨で農家さんが頭を悩ませてるそうです。
私も畑をはじめてその現実を目の当たりにしています。
自然とも、ひととも、どうおつきあいしていくかを本気で考えていかなくちゃならないな、と思う今日この頃。