日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

その26 学ぶということその2

学びの過程で大事なことの一つ。

心を通わせるということ。

先日のサタデーマーケットの時の出来事をまたお話しします。

家族でサハイナンの仲間より先にサタデーマーケットに出かけた私たち。私の体調がイマイチだったので先に引き返すことにしたのですが、その帰り道にサハイナン仲間とすれ違います。

 

子どもと旦那さんを残して来たことを伝えたいけど、とっさに英語ができるほど英会話力がない私は、みんなの乗った車に向かって「大ちゃん、サタデーマーケット!」とだけ叫びました。みんなはオッケーといって去って行きましたが、うちの家族がいるかも=見つけたら車に乗せてあげよう、ということは理解できたと思うのです。

 

ここにきた初めての年、英語ができないという自分の思い込みが邪魔をして正しい英語でなくては英語でないということが恥ずかしくてThank you,Hello以外の言葉をほとんど喋りませんでした。家族で来てるので英語でなくても何となく暮らせてしまうのです。

 

でもね、大きなコミュニケーションツールを一つ外すということはコミュニケーションを放棄してることになるようで、大事なことを忘れていたなと、今は思うのです。

 

共に暮らす中で心を通わせるということを手放そうとしていた、という感じ。でもね、これは英語をパーフェクトに使い熟すということではなくて、伝えたい、とか聞きたいとか、あの人のことを知りたい、とかそれを放棄してる、ということだったと思うのです。

 

言葉は身体の付属物のように思っています。相手が私とコミュニケーションを取りたいと思ってくれる心、表情、態度、仕草、それに行くつかの理解できる単語を聞き取れれば何となくは理解できるということを知りました。それに話の前後だったり、私はこの話がしたいんだと、(たとえばバナナケーキだったらバナナと米粉を持って話をしたり)それに関するものを示したりすれば伝わることがほとんどだとしりました。

 

ほとんど間違ってる英語かもしれない、ということを承知で今は、聞きたいことは何でも聞きます。あ、間違ってることの方が多くてきちんと伝えたいときは相手にこっちに気持ちを向けてもらわないと伝わりません。

 

でもそれがあれば伝わる。

 

学校での英語教育は受験のためのものなのだろうと感じています。だから忘れて行く。

 

私はいま、コミュニケーションを取りたくて使っているから、間違えたことは身体にすっと入って行きます。相手がそれちがうよー、って面白がって笑ってくれたことももはや自分にとってのネタ。単語帳よりよっぽど面白おかしく記憶に残ります。

 

学びの全ての基礎はコミュニケーションスキルなのではないかと感じています。英語も英語の時間にするより、外国人の先生が学校に一人いて、授業は週に一度でも、しょっちゅう顔合わせたらい、休み時間に外で一緒に遊んでれば自然に興味を持ち、その興味が学びに変わって行きます。

 

その外国人先生が同じ地域に住んでいたら、さらに心通わせられるし、あったときにコミュニケーションとれていいだろうと感じています。

 

日本のシステム、勿体無いなあー。もっと楽しく身につけて、もっと地域で人々がやさしい気持ちで日々を送れる方法があるのにー。。。

 

って感じています。言語を学ぶにはまずコミュニケーション。相手に興味を持たなければ、何も入ってこないし、単語を必死で覚えてもそのやり方じゃ身にならないからもったいないなあ。。もっと楽しく学んでもいいのになあ。。

 

そんちょうさんちのむすこくん、2歳半。うちのコユ、4歳。息子くん体格大きくてコユと同じサイズ。よく2人で遊んでいます。こんなに年が違うのに遊び込める。なんでかなーって毎日考えていました。でね、気づきました。彼らのコミュニケーション力もだけど、ツール もまたすごいんです。

 

手作りの車で坂を滑り降りる、その坂が赤ちゃん騙しじゃない。

水道管をつないで遊ぶ、水道管レゴ。ええ、レゴを買う必要はありません。この水道管、どこまでも繋がるし、何にでもなります。うちにある穴から伸ばした水道管を突っ込めば、遊びの空間が広がり、いつまでもケタケタ笑ってます。どちらかが遊びの世界を空間を広げて行くので年齢の違いも超えて、一緒に遊んでるようでそれぞれが違う楽しみも持ってるようなんです。

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この日のレゴはガソリンスタンドごっこ。給油中らしいです。

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そしてドライブ。この体勢で山道をガンガン行きます。しだれた竹を通り、草っ原を通り、壊れそうな狭い橋を渡るスリル。危ないことも彼らの限界も、気持ち良さもじぶんでまなんでます。

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