日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

その22 朝からこそこそと。

帰国まで10日あまり。うーん、名残惜しいここでの暮らし。やっぱり好きなんだなあ。

その理由はまたゆっくり書くとして、風邪ひきかけてます。

 

昨日は街に行ったのですが暑さにやられたと思って、1人早めに帰宅。最終日のサタでマーケット、子供達に思う増分遊ばせてあげたかったのだけど。

 

1人黙々と歩き始めたメイン道路。途中で赤バス捕まえたかったのだけど、捕まらず延々と歩く。手がむくんでるのは、血液濃くなってるからかなあ、って思いながら歩いていたら、サハイナン仲間に会ってどうしたのー?と聞かれました。すれ違いざま、美しい英語なんて出てこず、「Daichan,Saturday market !」と叫ぶ。

 

みんながOK!と答えてくれ、見つけたら帰りに拾ってやってね、という思いが伝わったものと思い一安心。彼らとのコミュニケーションから学校での学びってなんだろうって感じさせてもらってます。それはまたあしたにしますね。

 

帰ったらくしゃみと鼻水が出始め、どうやら風邪ひいた様子。ここに来て初めての風邪だー。6時には布団に入りそのまま就寝。鼻水グジュって2時過ぎからねれないので起きて、昨日うるかしたカオニャオ使わせてもらって、マンゴースティッキーライスを作ることに決定!

 

たまには子ども達の味覚に合わせて作ってあげたいと思う母心。今日は家族のために作らせてね、とこっそりキッチンから道具をお借りして作ります。

 

まずはカオニャオを竹カゴに入れて蒸します。

 

続いてココナッツミルク作り。始めて全てを自分でこなす。なんせ朝からこそこそですから。鉈でココナッツを割る作業。

 

いつもみんなに途中を手伝ってもらってたけど、やってみて改めて感じます。目で見て理解するのと、やってみるのとでは全然違う。何十回もみたこの作業に疑問が上がる。それを自分で確かめつつこなしたこれからは、戸惑わずに人にも伝えられる。そして忘れない。これが私自身のための学びであり、人と争うのではなく、自分のペースで成長していくということなのだと感じます。

 

自分で鉈を使い熟し殻を割り、釘を使ってジュースを出し、お皿として使えるよう綺麗に殻を割り、みを削る。気長な作業だけどこの時間にこそこそとやってるから子どもたちに遮られず、没頭できることが嬉しい。

 

ココナッツミルクができたら少しの黒糖で甘みをつける。みんなに合わせるとふつうのシュガーをたくさん入れるので、自分ちのペースでできて嬉しい。これならお腹いっぱい食べても私が気にしなくてすむので。

 

カオニャオとココナッツミルクをあえてマンゴー添えて。

f:id:yurukkosae:20180301145754j:image

 

帰る直前のこの時期になってやっとマンゴーの時期到来。子どもたちに食べさせてあげれてよかったな。うれしいな。

 

3時半から初めて五時に完成。ここの人たちの暮らしと同じ、夜は早く寝て、朝は四時からマーケットにその日の買い物に行くその流れと同じリズム。

 

ここでの暮らしは身体に無理がなくて好きです。鼻水出て今日は寝て過ごすしかないかな、って思っていたけど外の風と焚き火の暖かさでけっこう元気になりました。

 

子どもたちの喜ぶ顔見て、今日もブルーハーツを歌いながら、壁づくりしよーっと。