日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

その20 自分で作り上げること。

今年は思い立ってはじめての建築に手を出してみました。きっかけは竹細工が好きだから。カゴを作りたいのだけど、まずはうちを完成させたい気持ちもあり、好きな仕事を見つけたのでトライ。

 

とはいっても、まず竹を切り出す作業から始まるのです。

この神聖な森に入る前に、入り口にある仏様に挨拶を知る私たち。こないだは娘がイチジクを探していたので入る前に挨拶とともにお願いをしたら、ほんとうにみつかったのです。自分の流れにのるために、祈ることで、すっと自分の見つめるものが定まるのかもしれません。神様が助けてくれたのでしょう。

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そして鉈で切り出します。棘は飛ぶし、竹に登った赤蟻が首に落ちて来て、反撃されるので厳しい。

でもこれは、自分で経験して見なければわからなかったこと。一から何かを作り上げる、でもこれは私にたくさんのことを教えてくれます。

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切り出した竹を引っ張り出します。今度は体力勝負。

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切り出した竹を運び出す準備。竹の表面についた細かい棘をそこらにある葉っぱでこすり落とし、運びやすいサイズに切ります。

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そうして森から運び出し、車に積んだ絵運ぶ作業。たった二本、壁2枚分の竹を切り出すのに1時間。

 

でもこの経験は、自分がどんなに支えられて暮らしているのかを、日本の暮らしに合わせてみると、感じられるのです。

 

そしてね、こういう作業が必要な中にいると、人同士の助け合いの豊かさも感じることができるのです。

今日は子どもたちが助っ人。遊びと学びをともに経験しています。