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それぞれの世代の需要と供給が噛み合った暮らし。

   昨日掃除しながら、ふと思う。久々に玄関先を掃除して、つかの間の一人きり。ああ、1人の時間もいいなあ。旦那さんがいてくれる、けれど今は忙しさの中にもいる。

 

   ほんとは忙しくしたくないんだけどなあ。そう思いながらふっと思う。その前日うちのフィールドのお向かいの畑の方が言っていたことを。多分60代後半の方なのだと思います。にこやかな笑顔が優しい素敵なお向かいさん。

 

   「今年は雪が溶けるの遅かったから暇で暇で仕方がない。」

 

「暇で暇で仕方がないんだあ。」と、ふと気付き目から鱗。「子育て中は忙しいけど今が花よお。」、道端でおばあちゃんによく言われる言葉、歳をとると暇になる人がどうやら多いらしいです。

 

   忙しすぎる子育て世代と、それを過ぎた暇になった(この言い方好きではないのですがわかりやすいので使わせてください。)世代がともに生きるタイの田舎を思い出します。決して3世代が一つ屋根の下で暮らしているわけではないこの村で、子育て世代が穏やかに、にこやかに、過ごせるのは、このバランスが取れているからだと気付いたのです。

 

    おばちゃん達が嬉しそうにいつまでも子どもたちをかまってくれます。だから私たち、母は心に余裕を持って我が子と過ごせる。そしてくどくないここの人たちは、自分たちの頃は、、なんて話をしない。ただただ目の前のうちの子をかわいがってくれる。でも聞きたいことは聞けば教えてくれて、いろんな話を聞きながら、時間を使う。時にはおばちゃんは手仕事をしながら、子どもたちはそこらへんで豚にちょっかいを出しながら。この適度な距離関係もすごいなあと思います。彼らの経験からくるものなのかもしれません。

 

    そんなふうになれているのでしょうね。ここで育った子たちは、日本のような人見知りの仕方はしないんですよね。ここのとこは詳しくは知らないけれど、おいでーといわれると誰にでも抱っこされます。そしてまた、めんこいね〜と言われてバナナをお土産もらって、、と行く場所行く場所でこんな感じです。

 

    そして高齢者ゾーンにはいっててしかも女性でも、1人で竹を担いで山から帰ってくるんです。生涯現役でポックリ生きたいって、言葉を聞くけど、こういうことなのかなあ。。。まあ、この田舎にも今は病気で亡くなることもあると思います。けれど、生涯現役で生きているって素晴らしいと思います。

 

    老後はのんびり。。というけれど、現在老後を楽しんでるはずの方からは、老後はのんびり楽しいっていうより、暇でって話を聞く方が多いから、暮らしの中にそういうことがあった方が良いのかもしれないなあって感じています。

 

   そうして働いて、タイの老後の人はみんなでご飯をワイワイ食べて楽しんでるのだろうなあって。

 

    村の中心部の街暮らしの人は、お店に集まって井戸端会議を3時間も4時間もしています。なんせそのお店が年中無休で、あさ6時くらいから開け始め、夜の8時くらいまでやってる。おまけに休憩時間も設定していないくらいなので、昼寝時間は井戸端会議に来たおばちゃんに任せて、5人くらいで店番していて、面白いなあと思います。でも無理なくていいなあって思います。

 

    今の私たちの忙しさと、高齢の方の時間を足して2で割ったらちょうどいいのかもしれないなと思います。ちなみにうちのフィールドのお向かいさんは、雪が溶けた途端に、物置が必要なんだと3畳ほどの物置小屋を建てていました。物置欲しいなあと私たちと話してからたった2日で建てた小屋。その行動力と速さにすごいなあと思います。隣の市販の物置と比べてしっかりしていて断熱入れればきっと住めます。昔の人の生きて来たお知恵なんだろうなあ。

 

    なんでもやっちゃうんだわと一服しながら話すお向かいさん。自分でできるって楽しいなあって思います。こういうことを見せていただいて、また一つ、世界が広がったように思います。好きなことはやってみよう。自分でできるようになってみよう。

 

   やっぱり私にとっておじいちゃん、おばあちゃんの姿は学びになることが大きい。人生の先輩です。これからもたくさんお話ししてみよう。そうすることで人との関係を作る力を高めてゆきたいし、せめて自分の周りから安心して生きられる暮らしを作ってゆきたい。そう感じています。

 

   昨日のお昼はよもぎでおむすび。今年の初物。あっという間になくなりました。

This is wild glasses.I made rice ball with this!

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