日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

だんだん畑ができた(タイ暮らし76日目)

   段々畑、ようやく完成!!やりたいこととできることを絞って、1つのことを自分の経験にすることに集中。1週間かかってようやく完成。かなり急な斜面を耕し、埋まったたくさんの石を掘り出し、平面にして行く。そして次はコンポスト。森のあちこちにちった稲藁とカオプーと灰をあつめる。カオプーは30キロ越え。そして発酵臭のするEMと混ぜ、寝かせておく。

f:id:yurukkosae:20170225150246j:image

f:id:yurukkosae:20170225150446j:image

 

   何度と石の混ざった斜面は硬く重く、何度も鍬が壊れて直しての作業。そうしてこれだけの畑になった。

 

   前に耕した畑も村長さんのアイデアで活用。鍬を通すとふわっと軽い。すごい。様子を見にきてくれた村長さんがベリーソーフト!!と満面の笑みで言ってくれたのは、この耕すことの大変さを知っているからだったんだと今思います。

 

   私たちがここを出た後も水をあげてもらえるようホースと水道をつなげ完成。以前の畑から移動した苗の他に、かぼちゃ、ロングビーン、大豆、ごま、パクチーを植えました。土曜日にサタデーマーケットで村長さんにプレゼントのタネを買おうと思います。村長さんにリクエストはないかを英語で尋ねます。これも去年はできなかったこと。1つ1つが嬉しいなあ。今を生きる喜び。

 

   そして午後、シエスタをしていたら村長さんをサポートしつつ自分のパーマカルチャーファームを開拓中のピュアさんがうちの前を通ります。ピュアさんのことが大好きな大ちゃん、Where do you go?と尋ねると、I go to market by moter bicycle.Do you go with me?と言ってくれて、しっかり理解した大ちゃん、張り切ってYes! と答えてついて行きます。バイクの後ろに乗せてもらって出発。大好きな人がいてくれて自由自在にここでの生活を楽しんでいます。大ちゃんを見送り、夕飯の支度をしながら遅いけど楽しんでるんだろうなあ。。と思いを馳せていると、帰って来て嬉しそうにかけて来て教えてくれます。ピュアさんがジュース買ってくれて2人でアイスとクッキー食べて来たんだよ!と。ピュアさんに御礼を言うと、パパとママには内緒ね、って言ってくれたようで笑いながら大ちゃんを見て、おれの弟だから、って言ってくれます。そういえば先週もわたしが1人で出かけて旦那さんが建築をしている間も楽しいことがあったそうな。サハイナンの中を自由に駆け巡る大ちゃんとコユ、前の日に帰った滞在者さんが置いて行ったカップ麺をおやつ代わりに、ピュアさんと3人でボリボリ食べたそう。パパママ、シッシーだよ(内緒ね)、と行ってくれたそうなのですがコユがしっかりばらし、ピュアさんと大爆笑。私もピュアさんとのそんな関係が宝物だなあと思えて、よかったねー。。とただただ嬉しいなあと自分の経験したことのない関係に胸がいっぱいになります。こうして愛をしっかり感じながらいきている大ちゃんとコユ。人を信じること愛すること、自分を受け止めてもらうこと、愛することの経験を積んでいる2人を見ているといろんなことを感じます。

 

    大ちゃんは人と触れ合うのが好き。時にしつこいくらいではありますが、これも彼の長所なのだろうなあとここで感じさせてもらっています。そしてその想いに応えてくれる人の方が多くて、私が学ばせてもらっています。丁寧に今の大ちゃんと関わること、今のコユと関わること。そのために私はこの人たちといる生活を選んだんだなと自分で改めて感じながら日々、自分が無理なく関わるにはどうしたらいいかなと考えます。

 

   大ちゃんとコユ。1週間を共にした家族。韓国人のヘナちゃんとアメリカンのホイソンさん。母子で川に行ったときにはコユをずっとせおって崖を登ってくれました。笑顔と愛がたくさんの2人。この後はボルネオ島にゆくそうです。どんなところなのだろう、自分の目で見て感じた世界。どうか楽しんでね。

f:id:yurukkosae:20170225145807j:image

 

 

   一番幸せを感じるのはどんな時?、そんな質問に「今だよ。」と答える30歳の男性。彼を見ていると、日々焦ることなくその時間を過ごし、待ち、巡って来た仕事をイライラすることなく穏やかにこなしていることを感じます。そしてもう1つ、育ちのことを聞いて見ました。日本にいる時はスーパーに行くとしょっちゅう子供を叱るお母さんを見かけ、子どももお母さんも辛いよなあと思う私ですがこの村で母親が子供を叱っているところを見たことがありません。なのでピュアさんにも聞いて見たくなり尋ねます。「あなたの親は怒るひとだった?」と聞いたら、「子供の頃からそのことを心配したことはないよ。」と答えてくれました。だから今のピュアさんがあるのですね。今を、毎日を幸せに生きるピュアさんが私たちと出会ってくれたことにただただありがたいなあと思います。そして思います。自分が穏やかにありたいと。そうなっていこうと。ありがとう、ピュアさん。そしてピュアさんのご両親へ、ピュアさんと出会わせてくれてありがとうございます。

 

パパが立てているうちの二階からヤッホーと叫ぶコユ。壁がなくてコユとはまだねれないけれど。。

f:id:yurukkosae:20170225145041j:image

その場所からコユのみている景色。

f:id:yurukkosae:20170225145216j:image

そしてシャワー上がりにおやつ。甘いものは果物ともち米、サツマイモ。

 f:id:yurukkosae:20170225145447j:image