子どもが身体を動かすということ。大人になっても身体を動かすということ。(タイ暮らし73日目)

   さてコンポスト作り2日目。今日はもみ殻燻炭をあつめて牛のウンチ、もみ殻、EMの順に重ねて行きます。牛のウンチが足らなくてもう一度とりに。30キロ以上あるこの荷物、赤ちゃんを背負うように背中に乗せて運びます。ゆっくりゆっくりと。素足で大地をしっかり掴んで、腰を落として全身を使って荷物と体を支えます。そうしてはじめて運ぶことができる。クワで畑を耕す時もそう。長い時間かかるのでしっかり全身を使ってバランスよくやらないと身体がもたないのです。でもここの人たちはこれくらいは毎日のことなのだろうな。そして日本の昔の暮らしを思います。こんな風に重い荷物を持って歩くのが日常だった頃、足腰の強さは全然違ったのだろうな。自宅出産をしたいと思った時に、助産師さんが昔のひととは身体の作りが違うから誰でもそうできるわけではないといっていたけれど、本当にそうだなと思います。全身をバランスよくしっかり使うこと 、そうすることで心のストレスもなくなる気がします。

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こうして身体を使う日々。日本にいて身体を動かすためにしていた散歩が続かなかったのは、私は身体のためとはいってもどうやらあえて散歩に行くのは好きではないからなのだと気づきます。旦那さんは二年間毎日散歩を続けました。彼は日にちを記録し続け、それを楽しんでいたから。ここでは身体を動かすために動くのではなく、好きなことをするとからだをうごかすことがついてくる。なのでそんな風にできるよう、自分にあった暮らし方に変えてみようと思います。

 

コンポスト一つにこんなに身体を使い、動いてできました。とはいってもこれから3日くらいは発酵のために寝かせます。ぷくぷく発酵してくれることを願って。

 

と、ハードな時間でしたが、午前中は学校へいってました。今週は村長さんが不在で私たちがクラスを手伝うように頼まれたのです。学校に行って自己紹介のあと、日本語のクラスから。旦那さん、以前やった簡単な自己紹介をできるようになってほしくてまた、繰り返します。自分の年をいう練習の前に数字の読み方を伝えます。タイ語でルビをつけると、学校の長のお坊さん先生(モンク先生と私たちはよんでいます)が、旦那さんにこの読み方ならこっちの方がいいよ、と教えてくれます。どっちが教わってるんだろう笑。でもここのモンク先生、素敵な先生で好奇心旺盛。いつも私たちの話を楽しそうに熱心に聞いてくれて、今日も日本語のクラスのあと、フランス語の数を教えてくれました。とはいっても、サハイナンのそばにいる友人のフレンチファミリーの子がタイ語をかけるようにここに通い始め、彼女から習ったのだと、モンク先生は笑いながら言います。先生が本気で楽しんでるから、子どもたちが食いつくのだなあと勉強になります。

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   子どもたちがそわそわし始めると、モンク先生、子供達に尋ねます。今、遊びたい人ー!と。パッと手をあげる子どもたち。そのあと何か言っていたので、今は勉強してるから、っていっているのかとおもいきや、本当に遊び始めるのです笑。子どもたちから上がったゲームは3つ。ハンカチ落としのようなものと、牛とその友達と虎に分かれて友達が円を作り、その中にいる牛を守るゲームと、2つのチームに分かれて椅子をむかいあわせにはなして2つおいてひとりづつそこを一周し、戻ってくるまでに、相手チームに近づけばタッチをしてタッチをした方が得点というゲーム。7歳から15歳までが同じゲームをして遊びます。本気で。牛と虎のゲームはかなり激しくて14歳男子が向かってくるのは本当に虎のような力で、こちらも本気です。

 

   椅子の周りを回るゲームはよく考えているなあと思うのですが、お互いが相手の動きを見て対等のレベル同士の子が競っているのです。並んでいるけどただ順番にやるのではなく、瞬時に入れ替わります。身のこなしも早い彼らだからすごい瞬発力だと思います。大ちゃんは彼らの瞬発力には敵わないのでいつも一番小さな子との組み合わせ。みんなができるように大きい子が配慮してくれていることに感動です。そしてみんな本気で身体を動かして遊んでいます。それが終わると今度はパーマカルチャーデザインのクラス。自分たちで作り始めたガーデンをどうしたいか、グループに分かれて話し合います。週に一度しか参加しない大ちゃんですが同じグループの仲間がどんな風にしたい?と聞いてくれます。自然に受け入れてくれる彼らの器の大きさに脱帽です。道徳教育をせずとも、村でみんなの中で育っている彼らに身についている力なのでしょうね。本当にすごいなあと感じます。そしてグループごとに発表。先生が一番熱心に聞いています。どんなガーデンになるのかな、楽しみです。

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   お昼ごはんはみんなと。こうしてゴザを引いて食べるのがここのスタイル。大ちゃんと同じ歳の男の子。無邪気に自分の好きなものばかりを食べていますが大きい人、文句を言いません。食べることには満足して日々があるのと、こうして受け入れてもらって育ってきたのだろうな。

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   そうしてまた午後から川へ。タイ語で川のことを、メーナームと言うそうです。これは母と水という単語を組み合わせたもの。水の母という意味だそうです。ああ、なるほどなあ。いい名前だなあって思いました。この森に囲まれた川が大好きなわたしたち、ターザンロープで遊ぶ大人笑。ここにくると一度はずぶ濡れになりたくなります。頭まで浸かって、身体にたまったものをざぶんと出し切って受け止めてもらう。その感じが気持ちいいのです。だから動物たちは水浴びをするのかな。

 

   1日動いていましたが自分のペースなので疲れたなあなんてぶつくさ言わずに1日を終えるようになりました。夜は11時間は休むのでこれくらい動いても日々、疲れは抜けて行きます。今日も楽しかった。そんな暮らしの心地よさを知ったここでの暮らしです。