日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

畑を耕すことと自分が知ったつもりになっていたということに気づいた日。(タイ暮らし72日目)

    大ちゃん、言葉を自分のノートにメモするんだ、と記録してます。私の名前は・・というフレーズをいろんな国の言葉で覚えたのが楽しかったようで、自分でイントネーションまで記録してます。興味を持って自分で育てて・・・、こうして学んでいったら楽しいね。朝ごはんが足らなくて、パンケーキを追加。ココナッツミルクとバナナと米粉と塩を混ぜて焼いただけ。優しい甘みです。ココナッツミルクと果物で食べても美味しい。

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   昨日は久々に三食とりました。以前の量に比べたらはるかに少ない。けれど朝、だるくて起きれなくなってしまいました。今までの生活を変えてみて、自分の身体にとってどんなふうに接したらいいのか、感じて考える日々。こうして今、毎日毎日という、今を生きています。

 

   帰国まで16日、ここでの暮らしも好きだし、帰国してからの日々も楽しみ。ここで今やりたいことがあって、終わるかな。。昨日は段々畑作りに再チャレンジしました。自分で作った二箇所の畑、一つがウオータリングが大変なので私が帰ったら水をあげてもらえなくなるとかわいそうなので移動しようとしたら村長さんからアドバイス。すでに三段作った段々畑、山の斜面に平行に作っていて、水をあげても地面にとどまりづらく、大雨が降ったら土が流れていってしまうよ、というのです。ああ、そうか!今まで何度も見た段々畑。わかっていたつもりでした。今思えば簡単に納得できるような簡単なこと。。。なんて気すらしてそんなふうに思う自分がちょっぴり恥ずかしい。実際には簡単には気づけなかったことだから。村長さん、私が気づくのを待っていてくれたようなのです。

 

   何度も眺めた自分の畑、わーい、自分で耕せた、そう思っていたけれど言われてみてはたと、ほんとだ、違う景色だと気づく。坂道を滑り落ちないように鍬で耕すのも大変でした。灰をまぜて稲藁をかける作業も。でも斜面に対して垂直に耕すともう少し作業が楽になりました。後はこの斜面が斜めにならないようにすること。そうすることで水が平均的にとどまります。粘土質と、石の混ざった山の地面を鍬一つで耕すのはなかなかの重労働ですが知ったつもりになっていたことに気づき、そんな自分と向き合いたくて、小さな芽をだしてくれたこの畑の植物を守りたくて再挑戦です。ついでに牛のウンチを使ったコンポスト作りにも挑戦。30キロのウンチの入った袋を担いで畑に行き、EMを集めに移動し、灰を持ってきて重ねて行きます。食事の支度もあるので1日では終わらず、2日目に持ち越し。コンポストを作って寝かせている間に畑を広げるつもりです。体力のない私にとってはハードワーク。ここのところ、しっかりお腹が空く日々です。

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   そして今日も予定外に三食いただきました。しっかり動いてお腹も空いたのでありがたく少なめに夜はみんなで火を囲んでワイワイ、いただきました。釜焼きパンにバンブースティッキーライスに、パクチーの効いた春雨麺にパイナップル。コリアンの女の子が作ってくれたスープもスパイス効いて美味しかったな。バンブースティッキーライスは、ココナッツの殻むきから1人でこなしましたがこれがかなりの肉体労働。男の人がやるところはいつもみていましたがみているのとやるのとでは全然違うなあと実感。1時間もかかってしまいました。が、やってみてできないことはあまりないのかもしれません。2時間かかってココナッツミルク完成。こうして自分でやってみる。ココナッツミルクの缶詰があるのは当たり前ではなく、レトルトもお弁当屋さんも当たり前ではないのですね。海外のものも手軽に手に入る時代、それが豊かなことなのかどうかわかりませんが、こうしたものが自分の手元にどう届くのか、自分で作れるものなのか、本当に必要なものなのか、時々立ち止まって考えたいなあと感じています。今日も美味しくいただけたことに感謝して。