読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

村で生きる子どもたち(タイ暮らし48日目)

   今日は金曜日、いつもの小学校へ。旦那さんの日本語の授業の後、子どもたちの親御さんたちのファームへ行きます。ファームとはいっても田舎の畑。こんなにゆったりとした暖かな空気の流れる村です。段々畑にバッファロー、バナナの木、稲わらが積んであります。

f:id:yurukkosae:20170122160752j:image

 

   サハイナンにパーマカルチャーを学びにきてるファースト君が自分の山をパーマカルチャーの山にするために村長さんが直々に教えるための土地を見に行きます。子どもたち、よく歩きます。みんなの暮らす村、途中の崖から登ったり、高い木に板を渡してジャックフルーツをとったり、お猿さんのような身のこなしに見入ってしまう私たち。彼らの生きる力に惚れ惚れしてしまいます。棘のたくさんある山道へもスタスタ歩いて行きます。子どもたち同士、時間も関係なくここで遊びまわっているのでしょう。大きなこの大地を自由自在に駆け巡る、ほんとうにそんなことばがぴったりです。

f:id:yurukkosae:20170122160803j:image

 

   途中でグアバの木を見つけてよじ登ります。みんなの分をとって分けてくれます。ほんとうにほんのりしか甘くなくて渋みもあるけれど、子どもたちは美味しそうにかじります。私たちもこの大自然の宝をいただきます。コユはびっくりするくらいよく食べます。そしてまた登ったところで小さな実を袋いっぱいに積んで塩をつけて食べます。これはほんとうに渋い!けれども子どもたちは美味しそうに食べるのです。それを見て思わず私たちも2つ3つといただきます。

f:id:yurukkosae:20170122160807j:image

 

   医食同源。この言葉を思い出します。きっとこうして食べ物は薬としての役割も果たすのでしょう。子どもたちは昼食後のデザートにもこれを食べていました。日本では今や果物は糖度を表示して売っているくらい甘いものばかり。トマトまで甘いものを求められています。けれども、こうして渋くても苦くても身体が必要としているものがあるのだって知り、甘い程いい、という流れがほんとうにいいのかなってふと思います。それと、お砂糖。お砂糖はほんとうに強い薬のような力を持っているのかもしれません。他の国の文化に足を踏み入れてしまうものだなあと複雑な気持ちにもなります。サトウキビの取れる地方でサトウキビをかじるなら、それは必要な食べ物なのでしょう。そして中毒にはならないのでしょう。

 

   こうして昼を過ぎるまで山と村を歩きます。最後にたどり着いた農小屋でお芋を見つけた子どもたち、小さな二本のいもを10人近くの子どもたちで分けて食べます。この子たちは分けて食べるのが当たり前なのです。お水も自分が飲むときは いるかい?と声をかけてくれます。面白いことにグアバやレモンにも塩をかけて食べるのがここ流。がっつり塩が必要な気候と動く量なんでしょうね。こうして山を歩きながら村長さんが私たちに話してくれます。

 

   山に住む人たちはこうして食べるものがあるかな、など周りを見て歩く。けれども都会に住む人たちは周りを見回すのを忘れてしまっている、と。これが彼らの生きる力なのだと思います。こうして自分で食べるものを探す力をつけ、そうして自分で自分の身を守れるからこそ、人と分け合う、人を思う余裕が持てる。それと同時に楽しみながら友だちとこの山を歩き、ふざけたり、果物を摘んだり、今を生きている、楽しんでいる。防犯対策をし、人を警戒する力をつけ、おもちゃがないとつまらないーという。机に座るのはわずかな時間で、自分で動き、目の前で起こることを経験し、身体で覚えながら生きることを学んで行く。人々の中で、自分自身で学び生きている。それを目の当たりにし、心が震える1日でした。今の私たち家族もそんな日々です。生きること、それが目的の人生。自分が楽しみ、村と我が家の子供達の笑顔を見て、今日も生きたことにありがとう。そう思った1日の終わり。

 

   ここにいられた今日1日に感謝をして眠りにつきます。今日もレスフード、身体の調子はいいのですが、のみにやられてかゆい。。まだまだ血が汚れてるのかなあ。。

   

   学校で日本の季節の話をしました。マーケットで買った生地でやっとパンツを作りました。今後アップします。

f:id:yurukkosae:20170122160956j:image

   タイの農作業の人が覆面してるのを見て、タオルを巻いてーときたコユ。面白い。でもこうして笑ってなんぼの毎日だね。ともに暮らせる時間がありがたいです。

f:id:yurukkosae:20170122161052j:image

   14歳の子が建てたニワトリ小屋。暮らしを丁寧にしたい、そう思っていたけど、生きるために暮らす、それも丁寧な日々になるのではないかなって思います。日々学び。遊暮動学です。

   f:id:yurukkosae:20170122161219j:image