日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

雨の日は家族でのんびり。(タイ暮らし37日目)

   今日は朝から大雨。旦那さんも在小屋、ということでのんびり家族で暮らしを楽しみます。先日いただいてきたココナッツでカオニャオマムアン風を作ります。もちろんおさとうはなしで我が家風。ココナッツを割るところからスタートです。

 

   こんなに厚い皮で守られた上、タネの周りには殻。なぜこんなにしっかり守られているのだろうな。高い木から落ちても身を守るため?乾燥する前のフレッシュなものはジュースとして、かわいたものは加工していただきます。旦那さん、なたで皮を剥いでゆきます。

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   そして中の種を割ります。ココナッツジュースはタネの中に入ったジュース。ご存知でしたか?こうして殻を割って。。

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   うさぎと言われるこの道具で中をゴリゴリけずります。これが固くてなかなかの重労働。コユも挑戦です。ほのかに甘いこの中身。

 

 

   そうしている間にお米を炊きます。今日はカオニャオではなくノーマルライス。ブラウンライス入り。ありとの戦いの日々。ビニールを破って100匹は入ってます。水でうるかさせてもらいます。ごめんね、ありんこ。このタライ、ユーズフルでコユのお風呂、洗濯、食べ物にも。。衛生状態、、、を気にしながら生きてきた私ですが、多分今の方がいい菌が育ってくれてる気がします。すごいな、人間。何度も洗い、何匹かは混ざってるかもしれません、が、プロテイン。笑。

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   そうしているうちに削り終え、袋に入れて熱湯の中で絞り出します。ここもなかなか大変。熱湯ですから。

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    そうしてできたココナッツミルク。ほんのりとした味で、さらっとしてます。なんせほとんど熱湯ですから。パックのココナッツミルクのようにたくさんの油は出ません。ここから大さじ1杯か二杯程度。

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    ここにご飯を入れてあえて水分を飛ばして塩を入れます。普通はここでお砂糖投入。けれど我が家は締めにたくさんのバナナを。

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   そしてココナッツミルクの絞りかすを。もう味はしないのですが食物繊維か何かなのかな、ここの人たちはこれも芋などにかけたり、おやつにまぶして食べます。なので、私たちもこうしてかけます。パパイヤも熟す前から食べますが、この国は食べ物を無駄にしない国なんだなあって時折思います。自分たちが残したものは動物たちにあげる。こういう精神も学びになります、丁寧にいただいてるのですね。


さてさてお味見。。。パクリ。わお、おいしい!!お砂糖のココナッツミルクご飯に慣れているので物足りないかと思いきや十分な甘さ。そしてココナッツミルクもパックのものほど香りも油も強くないのです。ほんのりココナッツ。大満足のおやつになりました。ここまでで3時間近く、昔はこうして暮らすことに時間をかけていたんだなあとしみじみ。だからこのご飯もご馳走だったのかもしれません。

そして午後から急遽ジャパニーズおやつを作ることになり、餡子の代わりにブラックビーンズをにてサツマイモとバナナとお昼の残りのココナッツをかけまるめます。しばし実家に帰るとのことであと三週間ほどでお別れになる料理好きな村長さんの奥さんにプレゼントの一品。

 

   もち米の粉を蒸して記憶を頼りに初めての大福作り。蒸した米粉をこねてこねてこねます。コユも嬉しそうに参加。おおー、餅になった!!でも日本のとはわずかに違うお米の味。塩を入れたらもっと私好みの味になりました。

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   それを丸めてあんに包みます。1つは焼いてから味見。炭火焼きが大好きな私。子どもたちも味見味見です。ルックスはしっかり大福!中身はジャングル風。旦那さんと感動しきりのジャングル和菓子。もう一度作って今度はヤキモチにしてみようと思います。こちらの国ではチリソースかな。

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   そんなわけでクッキングざんまいの一日。家族で過ごした一日、行動範囲が狭くうちも狭いので、しっかり会話が成立してみんなでのんびり、楽しい1日になりました。