日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

我が子との時間、一緒になにができるだろう。(タイにてパーマカルチャー日記20日目)

 

    今年はゆるゆるで過ごしたくて、ブログの更新を 絶対する と決める気持ちを手放してみました。1日暮らしているだけでどどっと過ぎて行くので、その方が無理がないのでまずはそちらを大切にしながら過ごしています。

   

    しなくてはならない、と自分を縛って、時間がないと本当はやる気がなかったのに時間のせいにして、自分の中に住んでいるだけの意識を 他人の目 と決めて、身動きを制限していたのは私の思考だったんだなあっておもう今日この頃。それを手放したくて自分の気持ちに立ち止まりながら、身体の声を聞きながら、家族で調和を取る心地よさをかんじながら生きていくこと。この3ヶ月で経験ができれば習慣につながっていくかもしれない、そうしてみよう。そう思ってここで過ごしています。

 

    ここにきてついつい、小さな村長さんのうちのジョン君を引き受ける日が続き、主張が激しいコユとバランスが取れず、ちょっと大変。。なんて思っているので、無理せず無理せずいこう、そう自分の癖を見つめます。そう、自分の癖であって、ジョン君一家が私にみてくれと期待している訳ではないのです。。。しばらくは3人で森に散歩かな。森はコユと大ちゃんに、毎日違う喜びとワクワクをくれます。自然の中って、こんなに楽しかったんだ、この人たちを見ていると気づきます。私が変化する毎日を、今を、受け入れる体制ができていなかったのかなと感じます。そう、自然と同じように自分も家族それぞれも変わって行く。自分の周りの生きているもの全てがそうなんだろうな、とストンと腹の底に落ちてきた気がします。子どもたちのように自然に今を受け入れられたら、もっと穏やかに日々を過ごせる気がするのにな。自分との向き合いはまだまだ、まだまだ・・・続きます。ここ、サハイナンを訪れる旅人のように。

 

    2人で遊ぶ日もよくあります。いつも泥だらけの人たち。

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       昨日の家族デイ、サタデーマーケットは5時間の往復をしながら2つのテーマ。子どもたちにとってだいじなことってなんだろう。と言っても、子どもたちのためになにができるか、なんて大きな、多くの子どもたちに対してのテーマではなく、まずは目の前の一緒に暮らすわがこにたいして。私たちが大ちゃんとコユと暮らせるわずかな時間でできることってなんだろうって旦那さんと話し込みました。

 

   今の答えは、色んな人に会ってもらうこと。私たち以外の大人からも助けてもらったり、子どもたち自身が相手に興味をもったりできるような機会を一緒にもつこと。札幌での暮らし、トモエ幼稚園を選んで生活の一部にしていること、そして、ここ、サハイナンでの暮らしを取り入れたこともそう。

 

   昨日旅立ったイタリアンの男性とは2週間以上も同じ釜の飯を食べて過ごしました。彼は一年をかけて、飛行機を使わず、バス、列車、ヒッチハイクで旅を続けているそうです。そんな彼に、あなたの好きな国はどこ?と尋ねたら、東ティモールはここが良くてここはすきじゃない、マレーシアもそう、イタリアも。。だからどこの国でもなく、僕が好きなのは ネイチャー、大自然だよ。と答えてくれた。彼が自分に素直に旅をしながら感じたことなのでしょうね。もっと英語力があったらよかったな、と思う私ではありますが、こんな風に旅をする彼らからたくさんの学びをもらいます。他の誰でもなく、その人しか経験したことのない世界と、感覚を。そんな彼は私に別れ際、こんな言葉をくれました。Enjoy your life .誰の目を気にするでもなく、自分に素直に生きて1人で旅を続ける彼からもらった熱い言葉。あなたもね、としっかりハグをして別れました。

 

    同じ頃、大ちゃんはドイツ人の男性と別れの挨拶を交わしていました。体でコミュニケーションをとるのが好きな大ちゃんの気持ちと一致したのでしょう。彼は大ちゃんを担ぎ上げ、タクシーごっこをしてくれたり(通り過ぎざまに突然、担いでキッチンにつれていってくれるだけなんですが笑笑)、数回抱えて遊んでもらった時間がとても楽しかったようであの人が好きなんだー。。と。私にはまだわかり得ていない、大ちゃんの彼への思いと理解もあるのでしょうね。そんな出会いをここでたくさんいただいています。1人で旅する時間は自分との旅、人生なのでしょうね。それぞれの個性をわずかな時間で感じさせてもらっています。

 

    そんな風に家族それぞれが、ここで 自分を生きる人 との出会いと別れを繰り返しています。今年の私はそんな事をまず、感じています。大ちゃんにどんな人生にしたい?って聞いたら、好きな事して生きていきたいし、大きくなったら自分で作った飛行機で旅をしていきたいなとおしえてくれました。人生も旅のようなものですね。

 

    長くなるのでもう1つの議題はあしたに。きょうは散歩の途中で次の旅に出かける人を送りに行くことになり、ついでに寄り道。タイのおやつ、揚げバナナと揚げ芋。これがまたおいしーんです。砂糖と小麦粉、オイルには気をつけてますが、これと揚げパンだけはご褒美に。今年は初の出会いです。ネットをつなぎにカフェに行った旦那さんの分も買ったのですががまんできず多めに食べちゃいました。。。食べ物にこだわらず、色んな自分の気持ちを矛盾なくするために、まずは自分を満たしてからで許してね、そう伝え、おすそ分け。自分が気持ち良く過ごせるようになることで、裏表なく、そして穏やかに家族と接することができることを、自然療法を身につけることで深く感じたのでまずは自分から。もっと自分を大切にしたいと思っています。

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    ついでに焼きアーモンドも買いました。ここの森で取れたものを焼いたもの。殻は向いてから食べるものらしいけど、さほど苦くもないしカリッと香ばしくてすごく美味しい。こんなにフレッシュなアーモンドをいただいたのは初めてです。ありが来るので買いだめはできないけれど、子どもたちの定番おやつに決定です。自然な食べ物をシンプルにいただく。行きつ立ち止まりつつ、自分の身体が楽になるような方向に足を向けています。

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