日々は優しさで溢れてる。

心に傷を抱えてきた幼少期。我が子を授かり、それに苦しんだ。けれどもね、山が教えてくれたの。いきてる価値は誰かが決めるもんじゃない。自然は平等に、生きるための恩恵をいつも与えてくれてた。生きることの喜びは自分で感じていくものだから。そうして今を生きることを積み重ねてる。

パーマカルチャー暮らし 日記inタイ(7日目)

   さむーい、隙間風レベルではない風が通り過ぎる寝部屋。寝袋から出てパーカー、靴下を履いておトイレへ。でもトイレから出ると気持ちがいいもので温かいシュラフにもぞもぞ。私たちの命綱、良質の睡眠のために、妥協せずに買った唯ニの道具です。これが素晴らしくて二枚をくっつけられるのでコユがパイパイしながら一緒に寝れるのです。そしてコユが湯たんぽになってくれて私も温かい。

 

   こちらの人は毛糸の帽子、ジャケットでこの時期を過ごします。日本人の体感温度としては10時を過ぎたら半袖でも暑いくらいなんですが笑。面白いですね、人間の身体、感覚って。

 

   いつもは朝食を抜いているのですが、マレーシア風ご飯に興味があっていただきます。おかゆにごま油がタップリ入っています。後、今日はスペシャルミールでパンケーキ。フルーツにはココナッツミルクとレモンでフェイクヨーグルト入り。パパイヤ、メロン、バナナです。絶品。ボウルとお鍋がテーブルに並びます。シンプルです笑。あ、あとおかゆさんも。大ちゃんとコユで火を守りつつ、おかゆの番です。

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   そうして洗濯を済ませ、サタでマーケットに行きます。片道2時間半、ひたすらあるきます。この時間、家族でいろんなことを話します。この時間が好きで毎週出かけてます。

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この風景。タイは一年に何回稲を植えるのでしょう。大好きな景色です。ひたすらひたすらあるきます。

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   村の中心部に向かう途中、コユが寝てしまったからかお茶を飲んで行くかい?と声をかけてくれたおじさんがいました。見知らぬ日本人に声をかけてくれる、人を信じるってどういうことかなあって考えずには折れません。悲しいけれど日本もランドセルに防犯ブザーをつける時代ですものね。心の豊かさってどういうことだろう。。考えることの好きな私ですが、今回の滞在は頭で考えるより、身体で感じて身体が出す答えを待ってみたいな、そう思っています。それが私は一番自然に日々の行動になって行くことを知ったので。

 

   そうしていつものカフェに到着。おかえりって今年も迎えてくれました。嬉しいですね、この暖かさ。いつものようにカフェオレのんでバナナをいただいて。身振り手振りでおしゃべりして。お土産のインスタントお味噌汁。このとちと、ここの人の文化に踏み入れたくなくて、ノンケミカルのものを。お味噌はここにもあるし、そうしようと厳選したお土産。喜んでもらえてよかった。そしていつものおばあちゃんの屋台でココナッツジュースとカオニャオを。カオニャオは竹かご持参です。秤で測って入れてくれます。そうそう一つのココナツから絞れるココナッツオイルは大さじ一杯かそれ以下。加工していない自然のものから取ると とりすぎる ってことはないんだろうと思います。水分とか十分お腹いっぱいになるので。そう考えると揚げ物やクッキーって不自然なのかもしれません。だから太ったりするのですね。

 

    私たちの暮らしもシンプルになり、土曜は特別だからとマーケットで買いすぎることもなくなりました。去年の半分の値段で夕飯まで済ませ、帰り道。あ、マーケットでであったおばちゃんともただいまの挨拶を交わしました。発酵食を置いてあるお店、今年は買ってみようと思います。発酵好きなので知りたい。

 

  

 

    そしてまた帰り道、さすがに足首が痛くて、道端で座り込んで休憩です。遠くからバイクの音が聞こえたら避ければ大丈夫。2時間半、歩きつつしゃべりつつ、家族の時間を楽しみます。じっくりゆっくり静かな山の中で思いつくままに。半年間、身体を休めることに徹したから歩けるかな、と思っていたけれど、気持ちよく歩き終え、やっぱりここが好き。そうじんわり思いました。

 

    ただいま、サハイナン。サハイナンの森。森の神様にお祈りして今年もここに住まわせてもらいます。嬉しいな。水がシャワーを浴びて今日もおしまい。おやすみなさい。